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memento mori

どうもはじめまして、鬼灯ほおづきです。

初小説ですので、期待するようなクオリティーになっていません。ご注意を。


あと、わたくし、かなり打たれ弱いので、あまり批判されますとトラウマになって小説がかけなくなる恐れが非常に高いです。でも、技術は向上したいです。

なので、どこがどうダメで、こうすればいいのでは?といったご感想や、誤字脱字報告をいただければと思います。

出来れば、作者の心をあまり折らないでやってください;;

血だまりの中、やっと理解した。私は生まれてくるべきではなかったのだと。生きていては、いけなかったのだと。



私は殺してしまった。召喚主に逆らえず、ただ命じられたままに。

ここからあらゆる方角を眺めてみても、はるか地平線まで目をこらしても、動いているものは何一つ見当たらない。私が全て殺した(・・・・・・・)のだ。


主が命令すれば、召喚獣である私には逆らうすべは無い。

いやだ、やめて、私はヒトが好きなのに、誰も傷つけたくない、誰も殺したくない、殺すくらいなら私が死ぬから、お願いだから・・・!!

そう言ったところで、私の意志は関係ない。意識ごと塗りつぶされて、気づけば誰も居なかった。私に笑顔をくれたあのヒトも、私と一緒に遊んでくれたあのヒトも、おやつをくれたあのヒトも、もう居ない。私のせいで、もう会えなくなってしまった。



手が、足が、体が、私が、全て真っ赤に染まっている。そう認識したとたん、脳内に映像が流れ込んできた。泣き叫ぶ声、私を呪う声、虚ろなヒトの目、恐怖で濡れそぼったヒトの目、悲しそうなヒトの目。

そして、それをニヴルヘイム(永久凍土)のような瞳で私は見ていた。


映像は私の中を這いずり回って止まってくれない。どれだけ叫んでも止まらない。

急に暴れだした私を見た主は驚いて腰を抜かしている。もう、私は止まらなかった。



ザシュッ



私を壊したヒトを、私は殺した。

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