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ある双子の戦争

作者: ユキさん
掲載日:2026/02/06

双子の兄弟がいました。

親の離婚が原因で兄弟は離れ離れになってしまいました。


兄は隣国に行き、

弟は自分の国に残りました。


兄と弟が16歳になりました。

2つの国では、成人とされる年齢です。


そんな記念すべき年に、戦争が始まりました。

兄がいる国と弟がいる国の戦争です。


戦争のきっかけはもう誰も覚えてません。

誰かの陰謀かもしれませんし、ほんの些細な言い争いだったかもしれません。


兄弟は親が離婚する直前まで仲良しでした。


兄は、戦争に強制的に参加しました。兵役です。


兄は英雄と呼ばれるほどに強かったです。


この時代の戦争は銃やミサイルがメインの戦争です。


そんな、戦争で兄は新時代の科学兵器を用い、敵をバッタバッタとなぎ倒していました。


もはや、国民の英雄にもなっていました。


弟はスパイとして、兄がいる国に諜報活動をする仕事に就きました。


とても優秀でした。


弟のおかげで、弟の国は楽に戦争を進めることができました。


弟のおかげで、何万人もの兵士が死ななくて済んだ戦線もあります。


ある意味、影の英雄でしょう。


兄は、何年も続く戦争で、放射線を浴び、血反吐を何度も吐くような状態になっていますが、それでも、戦争は続きます。


弟は、何年も行う諜報活動で、自分が何者であるか、忘れかけていますが、仕事はできました。


そんな2人が、偶然会うことになりました。


兄は街へのお忍びに出てる時に、

弟は休暇の際に。


二人は酒場で会い、目、声、そして記憶が互いを兄弟だと思い出させました。


二人は、楽しかった昔の思い出を語り合いました。


兄は言いました。


「うちの軍に来ないか?お前なら俺の権力で厚遇してもらえるぞ」


弟はとても考えましたが、拒否しました。


自分の国を裏切ることに、もう耐えることは出来ませんでした。


弟は、酒に毒でも混ぜて兄を殺せば、英雄の死となり、敵国の脅威はだいぶ減ります。


しかし出来ませんでした、

兄を失うのもできない選択でした。


2人はお酒を飲んで、遊んでましたが、兄の部下が兄を呼びに来て、楽しい時間は終わりました。


残された弟は、とぼとぼと家に帰りました。


家には誰かいました。

きっと、自分を監視していた同業だと感じ取りました。

そして、兄を殺さなかった故に、殺されるのだと。


弟は抵抗しましたが、銃には勝てませんでした。


最期に、どうすれば良かったのか、兄の手を思い出しました。


楽しい時間の数日後、兄は戦争に行きました。


兄は薄々わかっていました。

もう自分が長くは無いことを、


兄は決めました。上がどんなことを言おうと、この戦場で終わりにすると、引退すると。


最後の戦場は、不気味なほどに進みました。


バックドア作戦はとても上手く決まり、戦線は壊されました。


兄は、最前線に立ちました


兄はもう足すらまともに動きませんが、補助道具が戦争を続けさせました。


新兵器は、放射線が人間の許容量を大幅に超え、火力だけを求めた兄にしか使えない武器です。


兄は使用を控えていましたが、それでも使わなければならない場面もあります。


味方を守るため、敵をさらに殺すため。


英雄は帰れませんでした。


最期に、弟に会いたかったですが、

叶いませんでした。

救国と溶鉄 いいですよね。


なんか、長い話書きたいんですけど、なかなか仕事が増えてしまって書けないんです。( ´・ω・`)

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