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準備はできた?

作者: 小畠愛子

「きちんと化粧はしたかしら」

「もちろんよ。ほら、みんなと比べても、わたしが一番ハデでしょ」

「ハデだからいいってものじゃないのよ。こういうのは、タイミングと飛び方なんだから」

「そんなのわかってるわよ。タイミングはともかく、飛び方はどうにかなるんでしょ?」

「それはそうだけど、あなたそそっかしいから、ちゃんと飛べるかしらって心配で…」

「『飛べばすぐに飛び方もわかる』でしょ? 何度も言ってたじゃない」

「それはそうだけど…」

「一生に一度の晴れ舞台なんだもの。絶対にうまくやってみせるわ」

「…わかったわ。がんばりなさい」

「…」

「…どうしたの? やっぱり怖い?」

「ううん、その…さ…」

「なあに?」

「…さ…ありがとう」

「…こちらこそ。さ、時間よ」


「ママ、見て! 流れ星!」

「あら、ホントね。そういえば今日は、なんとか流星群ってテレビで言っていたわね」

「ママ、あれ見て! ピカピカの流れ星」

「わっ、ハデな流れ星だったわね。…でも、きれいだったわ」

「ママ、お願いごとしよう!」

「そうね、お願いごとしましょうね」

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― 新着の感想 ―
冬の童話祭2022「流れ星」を思い出しますね╰(*´︶`*)╯♡
2025/01/04 08:24 退会済み
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