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作者: 霊箱きゃろる

 沈んでいく身体。水面を目指して突き進む二酸化炭素。暗闇を照らそうと必死に輝く外界の光。

 そんな光に照らされて救われることはなく、今も暗闇へと沈んでいく。

 私はどこへ行くのだろうか、この海の底はどんなだろうか。

 

 ──この暗闇はどこまで続くのだろうか。


 嫌だ嫌だともがいたって重力に逆らえるわけがなく、そうする度にもっともっと沈んでいく気さえする。

 助けて、助けて。

 遠くの灯りに必死に叫んでもその声は届くことなく、ただただ遠くで輝いている。

 きっと私は誰にも気づいてもらえないまま沈んでいくのだ。

 誰にも振り向いてもらえず、手を差し伸べてももらえず、一人で何が出来るわけでもない私は



 泡になって消えてしまったらいいのに。

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― 新着の感想 ―
[一言] 人によっては暗くて嫌だと言うかもしれませんが、いいなと思いました。それと同時に、なにか物悲しさを感じました。 霊箱さんの作品、どれも好きです。これからも読んでいきたいと思います。
2017/11/23 20:26 退会済み
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