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短編集

自分の死について自問自答してみた。

作者: 高辺 ヒロ

 自分が死んでしまうというのは、どういうことなのだろうか。

 子供の頃、ふとそんな事を考えたことがある。

 そのとき辿り着いた答えは、漠然とした恐怖だった。


 自分が死んでしまうというのは、どういうことなのだろうか。

 精神・体、共に成熟した自分は暇を持て余し、ついつい答えの出ないような自問自答を繰り返す。


 ひとつ仮定をしてみた。

 もし人が生まれた瞬間から夢を見ているのだとしたら。


 何秒も、何分も、何時間も、何日も、何週間も、何ヶ月も、何年も。

 生まれてから、死ぬまで。

 長く果てしない、人生という名の夢を見ているのだとしたら。


 その場合の死とはなんだろう。

 夢の終わり。

 それは目覚めなんではないだろうか。

 目覚め、そうつまり始まり。

 死=始まり。


 この意味不明な答えが正しいかどうかは、結局のところ死んだ後にしか分からない。

 そして死んでしまった後には、こんな意味不明な問い自体が不要なのである。


 そう無駄。

 考えるだけ無駄。


 今回の自問自答で自分が導き出したのは、自分の死について考える事は何一つ無い。

 と、いうことだ。


 自分の死については、自分が死んでいなくなった後の世界で、自分を見送る他人が考えてくれる。

 他人の死について自分が考えるように。

わけの分からない文を読んでいただきありがとうございます。

結局のところ”死”について考えたって、誰にも、何も分かるはずが無いんですね。

そして自問自答のその先に、答えも無いんです。


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― 新着の感想 ―
[一言] ごめんなさい! 先に書いた感想の一文が間違ってました… 「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」が原文でした。 逆やん、と急に思い出しまして…。
2014/07/25 21:24 退会済み
管理
[一言] 死については私も、小さな頃から考えていました。 死にたいわけではないんです。 そんな中で「生は死の対極ではなく、それに含まれるもの」という言葉が、自分の中にスッと入ってきた記憶があります。 …
2014/07/09 20:37 退会済み
管理
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