表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/24

vol.18

「あら、みんなおそろいのようね」


どこからか冷たい風がふいてきたと思ったら、なにもない空間から、レインボー先生が現れた。


 瞬間移動。さっきドレイちゃんから聞いたのだが、レインボー先生は本当にすごい魔女で、有名な呪文や魔法なら、たいていのことはできるらしかった。そういや、喫茶店でマロンも、レインボー先生は全日本魔女学会理事長も務めてるぽんとかなんとか言ってたっけ・・・。それなら、瞬間移動も朝飯前なんだろう。


「みんな、席について。ホームルームを始めます」

 

レインボー先生の声に、みんな(と言ってもマロン、ヒカリさん、ピエールの野郎の3人だが。ドレイちゃんは、後ろで静かに控えている。)は、自分の席に座った。


「英司くん、こっちにきて」


レインボー先生の言葉に、黙って従う僕。なんだか、もう僕は生徒の一員のような扱いだな・・・。



「みんな、紹介します。こちらが、英司くん。東大受験経験を5回ももつ、スーパー頭の良い23歳の男性です。この方は、東大受験に5回も失敗して、すごく不幸な方なのです。しかも、しかも、自分で望んで不幸になっているのです。そう・・・英司くんは、自分で自分の人生をコントロールできる能力を持っています。そして、この能力は、我が学園の現在の危機を脱出する大きな力となります。そのために、英司くんには、なんと、この学園に入学してもらいました!!!みなさん!!力を合わせて、この非常事態を脱出しましょう!!」



わぁぁーーっという歓声とともに、3人の生徒プラス1人のメイドが拍手する。・・・って、ちょっと待て!!


「ちょ、ちょ、ちょっと、ちょっと、待ってください、レインボー先生!!」

「はい、新入生の英司くん」

「新入生じゃねぇ!!ちょっと待て!僕はまだこのへんな学園に入学するって言った覚えは一度もないよ!?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ