パパと呼んで…。 vol.094 「モッちゃんのお母さんだって…。」
奏の傍に近づいて捷子、
「…ん…???何…チーフ…???」
奏、捷子に耳打ち、
「モッちゃんのお母さんだって…。」
その声で今度は捷子がびっくり。
「う…うそ。モッちゃんの…???あ…、いえ…、き…木本さんの…???お母…さん。ちょっ…、ちょっと…、ごめんなさい。」
両手をふたりの前に、そしていきなりその場を離れて、
アレンジルームに向かう捷子。
「チズ~、マコ~。」
その声に知寿子と麻衣子、
「ふ~ん。どしたの~捷~???」
「ちょっ…、ちょっとお店に来て。」
「はい…???」
知寿子と麻衣子の手を引っ張り。知寿子と麻衣子、お互いに顔を見合わせて、
「???」
奏と一緒にいる女性の前に。
奏、知寿子と麻衣子に、
「こちら、木本…浩一さんのお母様。」
笑顔で…。
知寿子、
「わっ。」
麻衣子、
「あっ、あ~……。」
知寿子、
「モッちゃんのお母さ~ん。」
小枝子、
「あ~ら、あのチズちゃんが、こ~んなに大きく、綺麗になって…。あっ、いや…、ごめんなさい。」
そう言いながら自分の頭を握り拳でコツンとする小枝子。
「わたし…、憶えてる~???チズちゃん…???」
「うんうん。何となくまだ、イメージ残ってる。すっごい綺麗なお母さんだったから…。」
両手を叩いてはしゃいでいる知寿子。
「ま~たまた、そんなお世辞言ってくれて~。でもおばさん、嬉しいよ。」
そんなはしゃいでる知寿子の傍で麻衣子、
「ほんと…に…、綺麗な…お母さん…。」
奏、
「木本さん…、よろしかったら、こちらで…、どうぞ。」
窓側のテラスに案内して、
「チズ、マコ、捷子、じゃ、よろしくね。」
3人、
「はい。ありがとうございます、チーフ。」
「うん。木本さん、それではごゆっくりとどうぞ。」
丁寧に小枝子にお辞儀をして奏。
「あっ、あっ。ごめんなさい。ありがとうございます。」
椅子の傍で奏にお辞儀をする小枝子。
そのままアレンジルームに向かう奏。
小枝子、
「素敵なお店だね~。おばさん、びっくりしちゃったよ~。」
3人、
「ありがとうございます。」
小枝子にお辞儀をして。
「ねね、おばちゃん、こっちが中川麻衣子。…で、こっちが桑名捷子。もうモッちゃんの顔見知りになっちゃってる。それに、今のチーフ。角奏さんも…。」
小枝子、
「へぇ~~~。」




