パパと呼んで…。 vol.093 「朝から元気な~い、つかさん。」
「おはよう~っす。」
「おはようございます。」
次第に出社してくる社員たち。
「おやおや、さすがに女子の方は…、お早いですね~。」
重也。
「頑張ってんじゃん、咲ぽん。」
咲、
「あはははは~。お蔭様で~。」
お昼休みの、社員休憩室ルーム。
咲、
「朝から元気な~い、つかさん。」
黙って、お弁当を食べている典を見て紀美子も、メガネの縁を指先でチョコンと…、
「ふん。…つか…さ~ん。」
そんなふたりに声掛けられて典、
「…へっ…???はっ…???…何々…、何か言った…???」
咲、紀美子、
「お~~~ぉぉぉぉい。」
「ふ~ん。へぇ~~。凄~い。綺麗だ~うんうん。さっすが~。こんなアレンジもあるんだわ。ははは。いいねぇ~。」
店内の花をあちらこちら見ながら、笑顔と、
何やら珍しいものを見ている感じの女性に、
「いらっしゃいませ。どうぞ、ごゆっくり。」
奏。
「あっ、どうも…。素敵なお店ですね~こちら。初めて入ったけど、もう~感激。こりゃ、ウチの子、嵌る訳だ…。かかか…。」
奏、
「はぁ…あ…???ははは…。ありがとうございます。」
「いえね。ウチの子から、ここの花、いつも買ってきてもらってるんです。ものっすごい綺麗で、とにかく長持ち。何かしら…、高校の時の同級生がコチラで働いているって…聞いて。年甲斐もなく、私もちょっと…、覗きたくなっちゃってね…。ははは…。」
そんな女性の話を聞いて奏、
「あっ、はぁ…。…あの…、高校の同級生…???」
そして、
「あ…、あの…、失礼ですが…、もし…かして…。間違っていたら、申し訳ございません。木本…さん…の…???」
その女性の声に、
「はい。木本浩一の母です。小枝子と申します。いつもお世話になってます。」
目の前の女性にキリっと、礼儀正しくお辞儀をして小枝子。笑顔の表情で。
その女性の声に奏、
「わわ。わぁ~。そうでしたか~。これは、これは、こちらの方こそ~。」
思わずびっくりして、こちらも笑顔になっての奏。
「ちょっ…、ちょっとお待ちになって…。」
すぐに後ろを振り向いてレジにいる捷子に手で合図。
その奏の合図に気付いた捷子、
「…ん…???」




