パパと呼んで…。 vol.092 「朝から、角、生えますよ~。」
そんな典の声に、浩一も…、
「いやいや…、つかさん…、何もないって…。」
「うそ。顔に書いてあるじゃん。」
典。
浩一、
「はい…???」
そんな2人の会話を聞いて咲と紀美子、
「ぷっ。くくくく。」
「室長、主任、白状した方が…、でないと、つかさん、朝から、角、生えますよ~。」
口を尖らせながら紀美子。
その紀美子の声に、咲も、
「うんうん。」
「な~んで私の頭に角が生えんのようムラッチ~???」
自分の頭に両手指を立てて典。
「かかか…、ほら、もう生えた~。」
げらげら笑いながら紀美子。
「…で、何があったかな~室長、主任~。」
咲。
「い…、いや…。何が…って言われても…。ねぇ~悠さん…。」
浩一。
その浩一の声に便乗して悠馬も…、
「う…、うん。特に大した…。単に…一緒に…飯…食った…程度…かな…。」
唇を尖らせながら…。
浩一も…、首を縦に、
「うんうん。」
「はっ???」
いきなりその悠馬の声に、典と紀美子。
すかさず自分の椅子から離れて典の椅子に、そして、典に、
「ねぇねぇ。」
典、
「ふ~ん。では…、伺います。お二方、ご一緒に、な・に・を!!!召し上がったんでしょうか~???」
その場を立ち、腕組みをしながら。
今度は紀美子が首を縦に、
「うんうん。」
悠馬と浩一、
「はぁ~あ???」
「…あっ、いや…。何を…って…。言われても…。」
悠馬。
「くくくく…、室長~。そして主任~。」
咲。
このままでは、解放してくれないと思いきや、悠馬。
「まっ…、黙っていても仕方ないか…モッちゃん。」
浩一、素直に首を縦に。
「実は…うちのカミさんから言われてね~。一緒に食事しよって…。カミさんの友達もモッちゃんに紹介したいって言われてね~。」
その声を聞いて、典に紀美子、咲も、目をパチクリ。
「いや、ほら。モッちゃん、こっち来て、誰も知り合い…いないから。」
「あ~ぁ。」
咲。
口を尖らせながら紀美子、
「ふんふんふんふん。ふ~ん、そか…。」
典の机の上で、指先でチョンチョンと、叩きながら。
思わず、目の行先に迷いながら典、
「…ん…、んん…。ま…あ。ね…。奥様から…、じゃ…。うん。うん。うん。うん。」
腕組みを解いて…。
紀美子はまた自分の席に。
そして典は、そのままパソコンの画面に。
悠馬と浩一、
「ふぅ。」




