パパと呼んで…。 vol.089 「第2のステージ。」
「まぁ~私はね~。奥寺の長女だから、本当は、家を継ぐのが当たり前だったんだけど…。」
首を後ろに知寿子。
「もう凄いの、チズのお父さんとお母さん。」
知寿子の隣で麻衣子。
「はい…???どういう事…???」
浩一。
「僕だって、あの言葉聞いた時にはびっくりしたね~。」
悠馬。
浩一、
「はい…???」
「何て言ったと思う、ママの両親…???」
「私たちの第2のステージに入ってくるな。…って。」
ニコニコしながら麻衣子。
その声に、絢を抱きながら捷子、
「かかかか。おっかしい~。何度聞いても笑えるわ。」
浩一、
「えっ、ええええ…???」
「チズの~両親。お父さんも~お母さんも~。チズを生んだ時…、お互い、未成年~。」
唇を尖らせて捷子。
浩一、
「うそ――――――――っ!!!」
「あれ…、モッちゃん、知らなかったっけ…???私の両親。」
知寿子。
「あ…、いや…。そんな…、例え…同じクラスとは…言え。そんなクラスメートの両親までは…。ははは…。それに…。」
「あっ、そっか…、転校…しちゃった…もんね…かかか。」
「うそだろ…、マジで…未成年で、出産。すげぇ~。」
「まっ、ウチのおじいちゃん、おばあちゃんもバイタリティ溢れてるから。」
「いや…。って…、未成年で…チズちゃんを産んだって…。はぁ~???」
「うん。チズのおとうさん、おかあさん、出来ちゃった結婚。」
またまた口を尖らせて捷子。
浩一、
「う~~っわ。」
「だから~。今、チズの両親、お互いに43歳~。わっかいでしょう~。20代、30代でしっかりと子育てして…、もう30代の終わりには…。殆ど子育て終了。これからが私たちの第2ステージ。あんたら勝手に人生送れって…。」
淡々と捷子。
「それ聞いた時には、僕…、何言っていいか。分かんなかった。」
照れ笑いをして悠馬。
「…で、チズはチズで~。んじゃ、そうするって…。ねぇ~チズ~。」
にっこりと麻衣子。
「い…、いるもんですね~。そういう家族って…。え~~。」
目をパチクリさせての浩一。
「…で、悠…さんの両親…は…???」
「…ん、まぁ~。末っ子…だからね~。」
悠馬。
「好きに…しろって…???」
浩一。
「ふん。だから…必然的に、奥寺に…と…。」
「わ~お。」




