パパと呼んで…。 vol.083 「どう…???お姉さん…元気…???」
「申し訳ないが…君、この資料…チョットいいかな…???」
後ろからいきなり声を掛けられて麻美、
「はい。」
後ろを振り向いて、
「わっ!!!」
その麻美の声に、周りの女子行員も、
「へっ…???」
「やっぱり…。何処かで見た事のある顔だと思った。中川…麻美…さん。」
その声に麻美、
「あ…、は…、ははは…。ど…う…も…。はい。お久し…振り…です。」
「どう…???お姉さん…元気…???」
「あ…、はい…。お蔭…様で…。」
傍にいる華穂、そして静香に美津、小さな声で、
「来~た~~~。」
傍を通る男子行員、
「神津課長、お疲れ様です。」
真也、
「お疲れ。ちょっと彼女、借りるよ。」
「どうぞ、どうぞ。」
麻美、頭の中で…、
「…あっ、あ…、あ~~。」
真也、
「この資料なんだけど…。……。そして……。」
麻美、
「あっ、はい。はい。分…かりました。はい。大丈夫です。はい。」
「じゃ…、頼むよ。」
「出来…ましたら、お持ち…します。」
「うん。…じゃ、お願い。」
そして麻美の席を離れる真也。
数秒後、麻美、がっくりと肩を落とし、
「びっくりした~~。」
「…は、こっちよ、んもう~~。」
と、言いながら麻美の右手を取り、自分の左胸に当てる美津。
「はぁ~~???なんであんたの心臓、ドッキドッキな訳~???」
美津、
「…んな事言ったって、私だって~~。知るかっ!!!」
「おいおい。」
お昼休み。
「キャハ。遂に目の前に現る。ねぇ~麻美~。」
弁当を食べている麻美の右肩を叩いて隣に座る静香。
「いや、でも、良く麻美の顔…、覚えてたよね~。」
麻美の向かいで美津。
「んもう~びっくり。いきなり後ろに立ってるんだもん。心臓に悪いよ。…ん~~、でも確かに…。私の顔…、覚え易いのかな…???…って…。なんであんたまでドキドキになっちゃうのよ…???」
そんな麻美の声に美津、
「あはははは…。それを言われると…、かかかか…。」
何故かしら赤くなる美津。
「へへへへ~。まさか…、美津~。あんた…、ほ…の…字…、かな~~。」
と、美津の隣で華穂。
そんな華穂に左肘で華穂の右腕をグンと押す美津、
「んも~~。華穂さんのいじわる~~。」




