表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パパと呼んで…。  作者: THMISmama
78/214

パパと呼んで…。 vol.079  「結婚したい女性…、妊娠しちゃったんです。」

悠馬、その知寿子の声に浩一の顔をチラリと…。


黙って、前を向いている浩一。そして、

「ふふ…。…普通、そう…思いますよね~。」


知寿子、

「モッ…ちゃん…???」


「まっ、このまま黙っていても、誤解産むだけですから…。」


その浩一の言葉に悠馬、

「……。」


「実は…、その…、結婚したい女性…、妊娠しちゃったんです。」


悠馬も知寿子も、その浩一の言葉に、

「えっ。」


「妊娠…って…。…まさか…、 モッちゃん…、その…生まれてくる赤ちゃんのお父さんって…???」

驚いたような顔をして知寿子。


「そっ。僕じゃないんだ。」


チラリと浩一の顔を見て悠馬、

「ん~~。」


知寿子、

「そんな……。」


「彼女のクライアント、兵庫県に数カ所のレストランを経営している社長なんだ。」

淡々と話す浩一。

「いつの間にか、付き合ってたんだろうね~。全く気づかなかった。」


知寿子、呟くように、

「モッちゃん…。」


「僕も悪かったところは…、あったんだ。」


「えっ。なんで、なんで…???」

寿を抱き寄せながら、身を乗り出すように知寿子。


「実は、赤ちゃん出来たって言われた4ヶ月前辺りから、急に僕の広告の企画が採用され始めたんだ。」


その話を聞いた悠馬、

「…ん…???4ヶ月前…???」


「多分…、悠さんなら、分かると思いますけど…。…実は、私の部署の上司が新しい上司に切り替わった頃なんです。他社からの途中入社の管理職と言う…。」


悠馬、

「ふ~ん。…と、言う事は、その上司に代わった後、モッちゃんの仕事の評価が上がった…か…???」


「言い得て妙ですが…。僕自身、かなり忙しくなる時期に入ったんです。そのせいで…、彼女とも…。」


「でも、でも…。結婚まで考えて…いるんなら、そんな…、仕事だって…。」

知寿子。


浩一、

「そうは…思うんだけど…。でも…相手は、業績上がっているレストランの…。」


「社長…様…。ふ~ん…。」

口を尖らせて黙り込む知寿子。


「頭…かち割られた感じだった。…さすがに…、完全に、アウト。だ~めだ~。…ってね~。」


知寿子、

「モッちゃん…。」


「それから彼女、会社には出て来なかった。いくら電話、メールしても返答なし。…そして一週間後に、退職。その時、ようやくスマホにメール。浩…ありがと。ごめんね。愛してた。…けど…、ごめんね。…って…。」

震える声で浩一。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ