パパと呼んで…。 vol.074 「僕が彼女に猛烈アタック。」
越谷悦と暁に挨拶して浩一、和也と奏の元に。
お辞儀をして、
「その節は綺麗な花、ウチのお袋の誕生日に、アティレさんの…。綺麗でした~。お袋、気に入っちゃって…。ありがとうございます。」
「いえいえ、とんでも…。何と、チズちゃんの高校の同級生とは驚いた。」
和也。
奏、
「ねぇ~~。角奏と申します。アティレ共々よろしくお願いします。」
「こちらこそ…。あの…。」
浩一。
「あぁ~。ちょっと不思議だったでしょ、僕ら…。石嶺和也と、妻の角奏。そして息子の角郷。妻は子持ちの…再婚なんです。僕は初婚だけど。僕が彼女に猛烈アタック。一目惚れでね…。ははは…。」
きさくに話す和也に浩一、にっこりと…。
続ける和也、
「…で、まぁ…、苗字は特に変えずに…。その方が自然かなって…。…で、アティレは妻のフラワーコーディネートのお蔭でもっている。私は単に飾りに過ぎん。」
「な~に言ってんの。パパの人柄で半分は持っているようなものなのよ~。モッちゃん、チズとマコ、捷子と麻美を、どぞよろしく~。」
笑顔で奏。
「そうそう、モッちゃん、私の方からも頼むよ。」
照れながら浩一、
「はい。あっ…いいえ、こっちの方こそ、よろしくお願いします。」
絢の周りでにぎやかになっている中、浩一、
「チズちゃん。」
知寿子、
「ふふ、モッちゃん、楽しんでる~???」
「ん~~。ありがたいよ。こんなに素敵な人たちと知り合えて。高校生の時と変わらないんだね、呼び方、チズって…。」
「う~ん、そう。そのまんま。あっ、もう一回紹介するね~。この前は殆どお店の中で紹介出来なかったから。」
「あ…、あぁ…、お願い。」
「私の隣のこの人…。」
麻衣子の左肩をポンと、
「中川麻衣子さん。みんな、マコって呼んでる。両親がそうだから…。この子のママよ。」
浩一、
「ども。木本です。」
麻衣子、少し頬を赤くして、
「こんにちは。その節はどうも…。」
その瞬間、何故かしら、浩一の鼓動が…。けれどもすぐに治まる。
「この子、絢って言うの。糸へんに旬ね~。」
続ける知寿子。
浩一、
「へぇ~。良い名前だね~。可愛いい~。」
その時、少しだけ目が潤んだ浩一。
そして、
「絢ちゃんか~~。」




