パパと呼んで…。 vol.065 「…ばかりじゃ…、ないぞっと~。」
「うん。でも、この話って、悠馬からの話でしょ。」
知寿子。
麻衣子、
「う…、うん。」
「だから…。モッちゃん、自身、この話だけは知っているって…。」
「ま…、まぁ…、そうなんだろうけど…。…それにしたって…。」
「くっくく。大勢で、楽しい方が良いでしょ。」
「…いや…。でも…まさか…悦さん…まで…。」
「…ばかりじゃ…、ないぞっと~。」
そう言いながら知寿子、
「帰りながら話そう~。」
「うん。…あれ…捷子…???もう帰った~???」
「あっ、捷子、今日は夕方から勉強会だって。」
「ふ~ん。」
そして歩きながら麻衣子、
「うそ。じゃあ、何、チーフも店長も…。それに…悦さん…、暁さんまで――――――っ!!!」
「にっしっしっ。…と、くれば~。」
「…と、くればって…???」
そんな風に考えると、自然に…。
「う~っわ。郁も希も、翼も~~。」
「…と、まあ…、必然的に…、悦さん…全面的にバックアップとなれば…。…くく…。逆に、暁さんの方が…乗り気だったりして…。」
「あ、ああああ…。あ~…。てっきり…アパートで一緒に…食事って…パターン…。…えっ、えっ。ちょっと待ってチズ~。」
「ん~~???」
「まさか…、暁さんまで…って…。もしかして…、パパも…ママも…???」
その麻衣子の声に知寿子、
「…ん…???…あっ!!!わっ!!!そうだ、暁さん、マコのパパと……。」
「そうだよ、そうだよ、パパと暁さん、大学同期~~。」
「わっ…。ははは…。そ…こ…までは…。」
「んもう~チズ~~。」
思わず麻衣子から左肩を叩かれた知寿子、
「…ん…???待てよ。……。」
次第ににんまりとした顔をして知寿子。
そんな知寿子の顔を見て麻衣子、
「な…なによ、その…にんまりとした顔…???」
「くく…、マコ。顔に書いてある。」
「はぁ~~???」
「…モッちゃん…、意識してるでしょ。」
「はぁ―――――――っ!!!」
「かかかかか…。図星だこりゃ。」
「んもう~~。…んな事、ある訳ないじゃん。こっちは、子持ちなんだから…。」
顔を少し、赤ら顔にさせながら麻衣子。
「さ~てと。んじゃ私は、寿、迎えに行くね~~。絢とゆっくりといらっしゃ~い。」
まだ少し膨れっ面をしながら麻衣子、
「おぅ。分かった~。」
今夜は知寿子のアパートで夕食である。




