パパと呼んで…。 vol.064 「こっちは…3年だっつうの…。」
「ねね、笹峰先輩、知ってます~???」
女子行員の馬淵祐美。
藍子、
「ふん…???何を…???」
「実は~……。」
別の女子行員、沙衣島由比。
いきなり藍子、
「えっ!!!!うそ!!!」
「私たちも…その話、聞いてビックリしちゃって…。」
また別の女子行員、榊原真由。
「なんと…半年でゴールインって…。凄いのなんの…。どう思います~先ぱ~い???」
そんな女子行員の話を聞きながら藍子、
「う…う~ん…。まぁ…。あはは…。いいんじゃ…ない…。ねぇ…。」
少しだけ…、顔を引き攣らせた感じを…。
「私だって2年は…掛かったって言うのに…。半年よ、半年。」
最初の女子行員、馬淵。
「しかも…。まだ25って…。」
「今の若い人って…。いやはや…。」
3人の中では最年長30歳の榊原。
藍子、
「……。」
黙ってしまった藍子を見て榊原、
「あっ。…笹…峰…せんぱ…。」
その榊原の声を…。藍子、
「…ん…???ん…、あっ。あ~。んんん…、…良いの、良いの…。うん。」
コーヒーを飲み終えて3人、
「すみ…ま…せ~ん。失礼しま~す。」
藍子、
「あ…、うん。おつかれ~。」
休憩室を出て行く3人。小さな声、
「ばか、笹峰先輩の前で…。」
椅子にどっかりと座って藍子、
「はぁ~あ…。…ったく~。こっちは…3年だっつうの…。しかも…。三十路…後半…。」
いきなり口を捻じ曲げて、小さな声で、
「恒夫――――――――っ!!!!…んもう~~。」
「えっ!!!チズっ、今…、何て…???」
麻衣子。
「うん。マコとモッちゃんを引き合わせる食事会、悦さん、全面バックアップ。」
眉毛を上げて口を真一文字にニッコリと知寿子。
ロッカールームで…。
麻衣子、
「うそ―――――――っ!!!!」
「にゃははは。た~のしくなりそう~。」
知寿子。
「う…、うそ…。なんで…、そこまで…、に…。なるかな…。あ…、あ…。眩暈…してきた…。」
「きゃはははは。」
テーブルに手を付いて麻衣子。
「はぁ…。」
そして、
「…いや…。あ…、あ。それは…、ともかく…、その…木本さんって…、この事…???」
「ふ~~ん。まだ、全然、知らないと思う。うん。」
「はい――――――――っ???」




