パパと呼んで…。 vol.059 「あの歳で、国際営業部の…。」
碧銀行中央支店長、綿引勝行。
「もう既に、知っている人も多いと思うが、本日付けで中央支店に着任する事になった神津真也君だ。まぁ…、元々神津君は……。」
「ふ~ん。彼…か…。」
華穂。
「な~んだか…、写真と…ちょっと雰囲気…違うか~???」
静香。
「麻美~。あんたの事…、覚えてんじゃない…???」
美津。
「さ~ね~。…だって…、会ったのって…、たったの2回だけだよ…。」
麻美。
「まさかね~。あの人が、麻美のお姉さんの元カレとは…。」
華穂。
「…って…。なんで別れちゃったの…???」
静香。
「いや…。…って…、私に聞かれても…。」
「かかか…。だよね~~。」
「わわわわ。ちょっ…、ちょっ…。こっち見た…。」
美津。
麻美、
「……。」
チラリとだけ麻美たち女性行員の方を見ただけだった。
そして、
「ただいま…、支店長からお話しがありました通り、当行の宮崎支店の方に出向で…3年…。そして再び、戻って参りました。神津真也です。久し振りの顔、そして新しい顔…。また精一杯、働かせて戴きます。よろしくお願いします。」
真也一礼をして…。支店長の綿引から肩を叩かれ。
綿引、集合している行員に向かって、
「それでは、みな、仕事に戻って下さい。今日一日、よろしくお願いします。」
「しっかし、凄いよね~。あの歳で、国際営業部の課長様だから…。」
美津。
その美津の声に、麻美、華穂、一番年長者の静香すらも、
「えっ!!!うっそ!!!」
静香、
「ち…ちょ…、ちょっと、ちょっと…。彼…。神津真也…、確か…、まだ…30前…、私より若いのよ…。…なのに…、課長…、しかも…国際営業部~~。」
「ふん。何でも、宮崎でアジアの営業専門で、事業展開で出向してたらしい。なんてったって、英語ペラペラらしいから…。それがしっかりと波に乗って凱旋なんだって~。」
「う~っわ。そ~れで~。」
華穂。
「うん。歳なんて、華穂先輩と同じくらいじゃん。」
「はぁ…。何なのよ…、この違い…。正にエリートじゃん。」
「な~に言ってますか~。碧銀行中央支店一番のセクシー系行員が~。華穂せんぱ~い。」
「ばかね~。なんであたしがセクシー系なのよ~。」
「くくく…、だって華穂~。美津と麻美がアイドル系なんだから、年上のあんたはセクシーになっちゃうでしょ~。」
静香。
「へっ…???私も…アイドル系に入ってんの~???」
びっくりして麻美。
「そうだよ、マミ~ポコ~。」
「いや…だから、オムツじゃないって…。…って、静香さん、あんたもかい。かかか。」
美津。




