パパと呼んで…。 vol.054 「完璧だね、こりゃあ~。」
「へっ…???」
キョトンとした顔で紀美子、メガネの縁に指でチョコンと触れて。咲に、
「何を…???」
「主任が室長の奥さんと同級生って…。」
「バ~カね~咲~。」
「えっ…???」
「そ~んな事~。」
「そんな事って…ムラッチ、あんた…???…まさか…???」
「当~然…。今初めて知った~。」
いきなり身体を崩して咲、
「おい…。」
「…って、言うか、あんた、咲、何コソコソやってんのよ…???」
「いや…、あの…、その…はははは…。いや別に…。何でもない。…ちょっとした…気の回し過ぎかな…。ははは…。」
「はぁ~あ…???」
そして、歓迎会…。何やら悠馬、にこにこしながら…、
「咲~~。完璧だね、こりゃあ~。」
そんな悠馬の声に咲、
「うそでしょ。あ…はははは…。私だって知らなかったわ。」
「ほぅ~お。何ともリニューアルしてんじゃん。レオナルドランド。」
雅人。
「それにしても綺麗な花ね~。新装開店。どこの…???」
紀美子が飾り付けしてある花のフレームの花屋のネームを…、
「フラワーショップ・アティレ。ふ~ん。」
そして典に、
「つかさん。アティレだって。この花。」
典、
「ふ~ん、アティ…。え――――――っ!!!」
いきなり典、
「悠…、室長―――――っ。この花…、奥さんのお店。」
その典の声を聞いて悠馬、そして浩一、顔を見合わせて…。
「はぁ…???へぇ~~。」
浩一、
「何と…。奇遇ですね~悠さん。この店の花も…アティレか~。」
店員、
「いらっしゃいませ。どうぞ、お待ちしておりました~。」
「綺麗ですね~この花~。しかもお店も凄いわ。綺麗~。」
店員に紀美子。
「ありがとうございます。昨日、リニューアル、新装開店させて戴きました~。どうぞ、ごゆっくり。」
「さて。飲み物も揃った事だし、みんな…用意はええなぁ。」
雅人。
「もう関西弁になってる、ハッシー。」
くすくすと笑いながら咲。
「木本主任、これからもよろしく。ダニエル広告企画室。ノリに乗りまくるで~~。乾杯。」
一斉に、
「かんぱ―――――い。」
雅人のエンターティナー振りで、大いに盛り上がるメンバーたち。
「凄いですね~竹橋さん。こんなに面白い人なんですか…???」
浩一。
「あ~。彼には敵わないよ。」
悠馬。
「あっと…、モッちゃん。」
浩一、
「はい…???」




