パパと呼んで…。 vol.053 「奥さんにお礼言っといてください。」
「あ~~、そう言えば、俺も聞いた事ある。七福亭~。えっ、歓迎会…そこ…???」
そう言いながら右手を左右に振って重也。
「止めた方が良い。客…入んないって。」
「何、おま…、シゲも知ってたんかい!!!」
いきなりつっとんきょうな声を出して雅人。
「あ~らら。…んじゃ…。」
チラリと典を見て雅人。
「にっしっし。…決まりだね~。咲~~。」
典。
口を尖らせて咲。
「ふ~ん。そっか~。ふんふん。分かった~。んじゃ…レオナルド…ってね~。あ~い。」
会議から戻ってきた悠馬と浩一、
「じゃ、モッちゃん、よろしく~。」
「はい。OKで~す。」
そして席に着く前に浩一、
「あっ、悠さん、奥さんにお礼言っといてください。物凄い花…綺麗で、凄い…長持ちしてますよ。お袋、喜んじゃって。」
悠馬、
「おほほほほ~。そうか~。さすがアティレの花だね~。言っとくよ、カミさんに。」
「はい。お願いします。」
「えっ!!!今…、主任…、アティレって言いませんでした…???」
典。
「えっ。あ~、母親のね。誕生日に花束…、あげたのね。それが、なんと偶然にも、その花屋さん…、室長の奥さんが働いているお店だったんです。」
「へぇ~そうだったんだぁ~。主任のお母さんの誕生日にアティレの花…かぁ~。綺麗にしてもらったんでしょう。知寿子さんも綺麗な人だもんね~。」
そんな典の声に悠馬、
「お褒めに与り光栄です。はい。…あっ、それと…いずれは知れるんだ、先に言っとく。モッちゃん、ウチのカミさんと高校の時の同級生なんだと…。」
その悠馬の話に典、
「いっ!!!」
それよりも、
「うそ――――――――っ!!!」
いきなり声を出したのが…、咲。
「びっくりしたな~咲~。脅かすなよ~。」
咲の声にいきなりビクンとした重也。
「あはははは…。…ごめん…。」
そしていきなり身体を小さくして…、
「…て、事は…、何…、これって…どういう事…???もしかして…。うそ…、そんな事って…。…いやいや…。」
「な~に、コソコソやってるかな~咲~。はい。これ、頼まれてたの上がったから…。」
紀美子である。
「そっか~歓迎会…、レオナルドランド…。うふ。た~のしそ。」
そんな紀美子に咲、
「ねね、ムラッチ、聞いた今の…???」




