パパと呼んで…。 vol.053 「良いじゃん、良いじゃん。」
悠馬が自分のバッグの中から、それに合わせて寿も一緒にバッグを覗く。
「ん~???パ~パ…???」
寿。
バッグから一冊の資料を取り出して、
「確か…これに…。」
ペラペラと捲りながら、
「おぅ、ビンゴ。麻美。」
そのページをそのまま開いて麻美に。
「その右が…木本君、モッちゃんだ。」
その資料を受け取って麻美。
「ん~。右…。わっ。わわわわわわわ。お姉ぇ、お姉ぇ。お姉ぇちゃ~~ん。」
「ニシッ。どうよ、麻美~~。」
捷子。
「良いじゃん、良いじゃん。良いじゃん、良いじゃん。」
知寿子、傍の麻衣子の右腕を左肘で突いて。
麻衣子、
「ふ~~。」
知寿子、
「ふふふふ…。」
「…ったく…、もう~。」
悠馬、
「はは…。」
「や~っぱ、ここしかねぇかな~。咲~、ここで良いんじゃね。」
一枚の資料を指で弾いて雅人。
「はい、はい。決まった~、ハッシ~???」
自分の席を立ち、雅人の席に向かいながら咲。
「どっち、どっち…???」
雅人、
「ふん。」
「あは。やっぱりこっちか~。」
「うん。こっちの方が俺達も慣れてるし。別に、主任だからって背伸びしないでさ。」
「了解です。では早速。」
「おっ、頼むわ。」
ニコニコしながら自分の席に向かう咲。
「ん~~。主任の歓迎会の場所…、決まったんだ~。」
咲の顔を見ながら典。そして雅人の顔を見て。
「ん~~。2つ3つ、候補は挙げたんだけど、結局はいつもんとこ。」
雅人。
「ふ~ん…て事は…レオナルドランドか…。」
典。
「…て、いや、そっちじゃねぇ。そっちは殆ど女子会メインだろ。男には堅苦しいだろ。七福亭~。」
「うっそ!!!まだあの居酒屋やってんの…???信じらんない。」
「へっ…???どういう事…???」
「へっ…???どういう事…って、知らないのあんた???」
「いや…、知らないも…何も…。はい…???」
「あそこのオーナー。ほら…、おじいちゃんでしょ。70過ぎの…。」
「…うん…、確か…。」
「亡くなっちゃったの。」
「はい???」
「…で、その息子さんがオーナーになって…、新しい料理人も雇ったんだけ…ど~。」
雅人、
「だけ…ど~って…???」
典、何とも言えない顔で…。
「今までと…全…然…。」
顔を横に振って…。
その典の話を聞いてた咲…、
「え~~~……。」




