パパと呼んで…。 vol.049 「結婚は…してないけど…。」
賑やかに夕食を食べながらの5人。
「あっ、そうだ。ねぇねぇ、悠馬。」
いきなり捷子。
悠馬、
「ん…???」
キョトンと悠馬。
「ほらほら、新しく悠馬のとこに来た主任さん。」
「あぁ、木本君。浩一君…???」
麻美、
「はぁ…???」
「うんうん。その人。木本さん。浩一さん。どんな感じ…???」
いきなり顔を見合わせる知寿子と麻衣子。
「ちょ…、ちょっと…捷…。」
目をパチパチと麻衣子。
そんな麻衣子と知寿子の顔を見ながら悠馬。
「へっ…???何々…どした…???」
「ねね、どんな感じの人…???」
「いや~~。」
何とも不思議そうな顔をして悠馬。
「特に…。普通…か…。…いや…。意外と…、良いかも…。」
「良いかも…って…???」
その声に、知寿子も麻衣子も、顔を見合わせて口を一文字に…。
麻美、
「あっ、そっか…、悠馬のとこに新しく来た、チズの高校の同級生…。か…。見た事ないけど…。」
悠馬、
「ふん。意外と…みんなに…好かれるタイプかな~。…ん…???けど…、それが…何。捷子…???」
その悠馬の話に、思わず意地悪そうな顔をして捷子。
「ねね、悠馬…???その人…。結婚してるの…???」
ニタニタしながら…。
知寿子、麻衣子、沈黙状態。
麻美、
「はぁ~あ…???」
捷子、
「ねね…。」
麻美、
「捷子、あんた…まさか…???」
悠馬、
「はい…???…捷…。おま…。…ぷっ。…何とも…ダイレクトだね~~。」
「はぁ~あ???私~???」
いきなり大きな口を開けて捷子、そして、「ぷっ。」
左手をひらひらさせて、
「…んな訳ないじゃ~ん。ちょっと、ちょっと~。」
悠馬、目をパチクリさせて…。
麻美、
「えっえっ。…はぁ~あ???…あんたじゃな…。え~~???…どういう…???」
首を傾げて、摩訶不思議な顔で悠馬、
「いや…、ははは…。彼…、結婚は…してないけど…。…はぁ…???なんで…。捷…???」
その悠馬の声に捷子、
「ふ~ん。」
「いや…。ふ~ん…って…。」
その悠馬の話を聞いて知寿子、麻衣子、いきなり下を向いて。
知寿子、
「ニッ。」
すかさずフィンガースナップ。
捷子、腕組みをして、
「ニッシッシッシ。チズ~~。」
「な…、何々…、何…ママ…???」
悠馬の隣で、
「これ、おいちい。パ~パ。」
寿、上手にスプーンでシチューを食べている。




