パパと呼んで…。 vol.044 同期・歳の離れた従姉妹関係。
その小暮美津の声に、それぞれ3名、
「何々…どしたの…美津~???」
「帰任だってさ。」
「帰任~~???」
声を揃えて3人。
「帰任って…、誰が…???」
静香。
「それが…。私たちも…まだ…見た事が…ない。」
「はあ~~???」
「よっ。食べてるね~3人トリオ~。」
奏。
「あっ、チーフ~。」
麻衣子、知寿子、捷子。
「どうだった、悦、元気してた~???」
「ん~~。もう元気元気。それに、綺麗だった~相変わらず。」
麻衣子。
「チーフ同様に。」
「こら~、マコ~。かかか…、ありがと。でも、あれで3人の子持ちだもんね~。凄いよ、彼女は。バリッバリだもんね~。まぁ…旦那も子煩悩だから…。しかも、あんたらにも、子供…懐いてるもんね~。」
「んふ…。どういたしまして…。…でも…、久しく見てないよね。あの子たち。」
知寿子。
「だって、もう3人共中学生だし~。」
麻衣子。
ここで言う3人の子供とは、イベントプロモーション「grande grace」の専務、越谷悦と、
社長、越谷暁の子供たちである。
長女の郁、次女の希長男の翼。それぞれが中学3年、2年、1年である。
そもそも、麻衣子の父親、中川敏光と越谷暁は大学時代の同期。
しかも家族ぐるみの付き合いである。
しかも越谷悦と角奏は歳の離れた従姉妹関係にあたる。
その縁で麻衣子と知寿子は学生時代から越谷夫婦の子供たちとは、
一緒に遊んだ仲だったのである。
「あっ。チーフ。偶然にも…。…あっ…。」
知寿子。
「ん~~???どしたの~チズ~???」
奏。
何とも気まずそんな知寿子。
「何…???…どうしたのよ~チズ~???」
「な~んか、さっきから…変なんだよね~。チズったら~。」
麻衣子。
「何、何々…。なんかあった…???チズ…???」
捷子。
3人から一気に注目されて、なんとも仕方なさそうに…。
「実はさ。悦さんトコに行ったら、何と…偶然にも、悠馬の会社の人が挨拶周りで来たの。」
奏、
「えっ…???悠馬の会社って…、チズの旦那の会社…。確か…広告会社だよね。名前は…、Daniel。」
「そう。…でね。実は、その挨拶周りに来た人~。」
そこまで知寿子が話していきなり麻衣子、
「あ~~チズ~~、あのふたり~。」




