パパと呼んで…。 vol.042 「変な人ね~。かかか。」
その浩一の声に典、
「あっ、はい。」
「竹橋さんって…、面白い人みたいだね。」
そして今度は、その浩一の声に典、
「はぁ~あ???」
玄関のチャイム。
「はぁ~い。ちょっと~待って。」
廊下で絢を抱いてお庭を見せていた順子。そのまま玄関に、
「開いてますよ~。」
ドアを開けて、
「バア~。」
藍子である。
「あ~ら。藍子~。珍しい。どしたの…???絢~。藍子おばちゃんだよ~。」
「わぁ~。絢ちゃ~ん。かっわいい~。ふふ…、外回りで近くまで来たからね~。絢の顔~。ねね、順姉ぇ、抱かせて。」
「ふん。ほ~い。」
「う~っわ、重い。ズッシリとくるね~。」
「健康優良児と言ってもらいたい。」
「かかか。その通りだね~。」
「良く寝る、良く飲むし、良く出るし。んもう~素敵。」
「へぇ~~。」
「正に、高志そっくりだわ。あの人も良く食べたからね~。」
「ん~~。そっか、そっか。健康優良児か~。いいねぇ~絢~。」
キャッキャと笑う絢。
「はは、私見て、笑った~。順姉ぇ、順姉ぇ。」
「そりゃ、そうでしょ。私の顔見たって笑うんだから~。…で~、恒夫さんとは…どうなの~???」
絢をあやしながらの藍子に順子。
「ん~~。まぁ~ね~。」
「何よ、ま~ね~って…???」
「ふん。あ~や。こりゃ。ツンツン。バァ。」
「まさか、会場でモッちゃんと会うとはね~。まっ、それもそっか。悦さんの会社と悠馬の会社って、取引先だもんね~。」
帰りの車の中で知寿子。
「なんとも…不思議な巡り合わせね。ふふ…。」
麻衣子。
「あっ。」
いきなり知寿子。
「…ん…???どしたの~チズ~???」
「…ん…???いや…、ん~ん。何でもない。」
一瞬、また知寿子の頭の中に過ったある思惑。知寿子、頭の中で、
「…バカか私ゃ。有り得ないって…。」
麻衣子、
「変な人ね~。かかか。」
「はぁ~~あ???ぷっ。そんな…事…。藍子…、あんた…。」
笑いながら順子。
「だって~。だって、だって。そう思わない~順姉ぇ~???」
可笑しくてしょうがない順子。
「ぷっ。…いや…。そりゃ~ねぇ~。かかか、おっかしい~。あんたの口から…そんな事…。かかか。」
「だって、こっちはもう…。」




