パパと呼んで…。 vol.036 「あっ、会場見えてきた。」
典、
「白州に…お奉行と言えば…。」
ふたつ目の駅、発進。
その典の声に、
「すぐ頭に浮かぶのが…遠山の金さん。そして大岡越前。」
「全~部…DVD持ってるんだって。」
「へっ???うそ。すご~。」
「そんな人と一緒に飲み会行ってみなさい。」
「な~るほどね~。そりゃ…仕切るわ~。」
「しかも。部署内一の…、古株…。あっ、主任、ここ、降ります。」
ホームに降り、そのまま典の後ろを歩く浩一。
「あっ、会場見えてきた。」
麻衣子。
「中…、入っちゃいますね~。」
郷。
「うん。行っちゃお、行っちゃお。」
知寿子。
駅の前でタクシーに乗り込み、
「後はここからタクシーで…。10分くらい。今日、専務さん、イベント会場にいるらしいから、そのままそっちにお邪魔~。バリッバリのキャリアウーマン。あれで3人の子持ちだから、凄いわ。」
典。
「な~るほどね~。んじゃ、竹橋君と宮部さんは、同期って…。」
浩一。
「はは…。」
変顔の典。
「な~んか…照れるな、苗字言われると…。」
「え、え…???どうして…???」
「…だって、つかさんが…慣れてるから…。」
「あ…あ…、そっか…。はは。」
「こんにちは~。いつもお世話様です~。おはようございます~。」
知寿子。
「おっ、来たね~チズにマコ。そして郷。今回もよろしくね~。あっ、マコ。今回はおめでと。良かったね~。絢ちゃん、元気してる…???ふふ。」
イベント会場の女性。
「ありがとうございます。葬儀のときも出産のときも、いろいろと、ありがとうございました。ママがニコニコ顔で毎日。」
麻衣子。
「そう~。そりゃ良かった。順子さんの顔も、目に浮かぶわ。…って、な~に言ってんの~。あれくらい。どんだけ私たちだって、あんたらにお世話になってるか~。子供たちなんて、あんたらいなかったら、大変なんだから。」
「悦さん。じゃ、始めちゃいますよ~。」
知寿子。
女性、
「おぅ、あいよ。お願い。寿、どうしてる~???チズ~???」
「あはは…。こちらも…相変わらず…。やんちゃで…。」
「うんうん。元気でなによりだ~はは。」
テキパキとアレンジをする知寿子と麻衣子、そして郷。
「すみません。おはようございます。越谷専務…こちらだと…。」
典。




