パパと呼んで…。 vol.032 「お目当ては絢ね~。ふふ…。」
「おっはよう~。」
既にお店に入っていた知寿子。
「おや…ふたり同時に…???」
捷子、
「うん。ははは…、昨夜、マコのアパートに泊まっちゃった~。かかか…。」
「お~やおやおや。お目当ては絢ね~。ふふ…。」
麻衣子、
「ご名答~。おはよ、チズ~。」
そう言って、知寿子とハイタッチ。
「あっ、室長、おはようございます。」
浩一。
「おぅ、おはよう、早いね~木本君。」
悠馬。
「えぇ…。とにかく、早く慣れないと…。」
照れながら浩一。
「そっか~。うん。昨夜、カミさんからも頼まれたよ。モッちゃんを…よろしく~って。」
「あ~…。ははは…。いや…。どうも…。まさかね~。いやはや…。昨日は…ビックリ。まさか…、あそこで奥さんと会うとは…。」
「高校時代から、変わっちゃってたでしょ。ウチの…。」
「全~然、分かんなかったですから…。」
「ウチのも言ってたよ。変った~~って…。」
「はは…、そうかな…。でも…まぁ…。高校2年の途中で、引っ越しちゃいましたからね~。」
「みたいだね~。でもまぁ…、これからはこっちで。一旗も二旗も挙げてくれ。」
「いや…、はは…。室長、持ち上げすぎですよ~。」
「そうか~???」
「あっ。わわ。主任いた~。早~い。おはようございま~す。」
ドアを開けて入ってきた2人の女性社員。
「おやおや…、お早い事で…。おふたりさま…。」
悠馬。
「あっ、おはようございます。若菜さんと…。えっと~。宮部…さん…???」
記憶を辿りながらの浩一。
「わぁ~。ありがとうございま~す。名前…覚えてもらえたんだ~。つかさん…嬉しいい…。」
宮部の右腕に絡み付く若菜咲。
浩一、目をパチクリさせて、
「つかさん…???」
その浩一の声を聞いてクスクスと笑う悠馬。
そんな悠馬の顔を見て宮部、
「室長~~!!!」
「おっと…、これは、これは…。失敬。」
書類で顔を隠して…。
浩一、
「はい…???」
「咲、あんたも…もう~。いきなり言うんだから~。」
そう言いながら咲の頭を左手でコツンと宮部。
「いやいや…、自分より年上の人に、申し訳ない。」
悠馬。
「イヒヒ。実は~。コチラの方、名前を宮部典と申します。辞典の典と書いて、つかさ。」
咲。
「えっ。そうなの…???」
浩一。




