表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パパと呼んで…。  作者: THMISmama
27/214

パパと呼んで…。 vol.030  「誰かに噂されてるって~???かかか…。」

「ん~~。まさか…風邪じゃないでしょうね~。引越して早々…。」

キッチンから料理が盛られたお皿をお盆の上に、母親の小枝子。


「誰かに噂されてるって~???かかか…。」

柚。

「あ~~。もしかして…、侑佳(ゆうか)さん…だったりして…。」


そんな柚の顔を見て小枝子、少しばかり苦笑いをして…。


浩一、

「な~訳ないだろ。今頃、しっかりと…、社長夫人…してんじゃないのぉ~。」


「しっかし…、今でも不思議だね~。あ~んなにさ、好き合っていた同士が、ああも簡単に…、別れるんだから…。」

「仕方ねぇだろ…。事が事だったんだもんよ~。」


「まさかね~。侑佳さんのお腹にね~。」



「はいはい。(こう)、早くご飯済ませて、片付かないよ、母さん。」

過ぎた話はここまで。

と言うように話の腰を折って、浩一のご飯に催促をする小枝子。



「さ~てと、私はお風呂~。」

柚。


「んふ…。はは…、さすがに母さんのこのカツは…旨ぇや。」


その浩一の声に小枝子、

「ふふ…。…浩…。お前…。」


「…ん…???」

「ん~や。何でも…。さて…、お布団…敷こうかねぇ~、母さんは。それにしても…、綺麗だ~この花。」


浩一、

「うん。」


「珍しいよね~。あんたが母さんの誕生日に花束なんて…。」

「…ん…???ん~。まぁね…。」


「素直に…嬉しいよ、母さん。ありがとね。…明日は帰り、どうなの…。母さんの誕生日、美味しい料理でも…。」

「うん。多分…大丈夫。期待してるよ。旨いもん。」


「ふふ…。」



「ごめ~ん母さ~ん…。」

いきなりお風呂場の方からバスタオル一枚羽織っただけで柚。


「何してんのあんた???」

小枝子。


「シャンプーの替え…ない…???」

顔の前で右手を縦に。


「はぁ~あ???…全く…。」

立ち上がって小枝子、

「しょうもない子だね~。そこの棚の中にあるでしょ、母さんの~。」

そのままお風呂場に…。


その隙に自分の好きな番組にチャンネルを変える浩一。



「ちょっ…と…、浩…???」

小枝子。


「はぁ…???」

「…あんたのシャンプー…。」


目をパチクリの浩一。



「ごめん。今晩一回だけ…。」

「はい…???」


「へへ…。母さんのも…切らしてた。」

「う~っそ…。」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ