パパと呼んで…。 vol.024 「失礼…なんですけど…。」
「失礼…なんですけど…。」
知寿子。
「木本…浩一君…???」
自分の名前を呼ばれて男性、
「あっ、はい。そう…です…けど…???…どうして…僕の、な…ま…。」
「モッちゃん!!!」
いきなり知寿子。
そしてその声に、いきなりビクッと男性、
「いっ!!!!」
その知寿子の声にいきなりビクンとする傍にいる麻衣子。
「どしたの…チズ~???」
知寿子、
「あなた、木本浩一君、モッちゃん。でしょ、でしょ。」
「え。えぇ…。木本浩一です。小さな頃はそんな風に…、呼ばれ…。はい…???」
「私、私、奥寺知寿子。高校の時、学年、クラス一緒だった、奥寺知寿子~。」
「はい…???奥寺…???知寿…???」
少し目を天井に…、
「わっ!!!いたいた、奥寺知寿子~。あ~~~、思い出した~~。本好き女の子~~。」
フィンガースナップをしながら木本浩一。
「そうそう、その奥寺知寿子~。私~~。モッちゃん、すご~~。変った~~。」
「いやいや…。俺の方こそ、ビックリだよ。全~然、分かんなかった。」
はしゃぎ回っている知寿子。
浩一、
「へぇ~。君があの…奥寺…知寿子…。いやはや…。」
「へへ…、お久し振りです。」
浩一の前ペコリとお辞儀をして…。
「あぁ…、うん。お久し振り…。…何か…、完璧に…、別人…みたい…。高校生の時…、あん…まり…。目立たなかった…ような…。はは…。いや…、ごめん…。」
「ちょっと…、ちょっと…、チズ…???」
その麻衣子の声に、
「あっ、ごめん、ごめん、マコ。」
何かしら疑心暗鬼の麻衣子の顔を見ながら知寿子。
そんな麻衣子に、ペコリとお辞儀をする浩一。
「この人、私の高校の時の同級生。木本浩一君。モッちゃんって、言うの。」
浩一に手を差し伸べて知寿子。
麻衣子、
「モ…モッ…ちゃん…???…木…本…浩一…さん…???」
浩一の顔を見て、すかさず頭をペコリの麻衣子。
「こ…ん…にちわ…。」
「モッちゃん。コチラ…、私の友達の、中川麻衣子。」
知寿子。
「中川…麻衣子と…言います。…いらっしゃいませ。」
「あ~~、すみません…、僕…、木本…浩一と申します。…初めまして…。」
浩一をじろじろと見ながら知寿子、
「へぇ~~。」
「なんだよ、そんな…ジロジロと…。」




