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パパと呼んで…。  作者: THMISmama
116/214

パパと呼んで…。 vol.117  少し目を潤ませて。

「…ん…???マコ、どしたの…???朝から…元気…ないけど…???」

朝から口数が少ない麻衣子に知寿子。


麻衣子、

「……。」


「マコ…???」

「……。」


「な・か・が・わ・ま・い…。」

「へっ…???あっ。何…、どうかした…チズ~~???」


その麻衣子の声に、

「それはこっちのセリフ~。どしたのよ、朝から。元気ない。声も少ないし…。」


「へっ???うそうそ。そんな事…。」


「あ~るの。もう~。な~にやってんだか~。絢のママは~???」


そんな知寿子の声に、少しためらって…、


そして…、ちょっぴり舌を出して、

「…、ふふ…、やっぱ、チズだ~。へへ。」

少し目を潤ませて。


「な~によ。ど~うしちゃった~???」


知寿子に、両肩に両手を添えられて麻衣子。

「へへへ。実はね…。」


そして麻衣子の話を聞きながら知寿子、


口をすぼませ、目を見開いて、

顔を両側に傾かせて、そして今度は縦に…。

そして、両手を口に当てて、両目で笑顔に。


麻衣子、

「チズ~~。」


知寿子、思わず、

「かかかかか。」


「もう~~、チズ~~。」


黙って麻衣子の前に人差し指を立てて、

「一歩、ぜ~んし~ん。」


「何よ、一歩前進…って…???」

「とうとう…、おばちゃん…。絢にパパ…か~~。くく…。や~り~。」


麻衣子、

「…ん…もぅ…どうしよ。いきなりね~、絢にパパって言われても…。」


知寿子、

「な~に言っとるか~~。」


「だってさ、だって~~。絢のパパって事は、その…。」

「とう~ぜん。相手の殿方にとっては、子持ちの奥様と~って事に…。」


麻衣子、両脇に両手を付いて、

「簡単に言わないでよ。」


「簡単じゃないよ。私だって、マコに幸せになってもらいたい。だから!!!」

いきなり口調が強くなる知寿子。


そんな知寿子の顔を見て麻衣子、

「チズ…。…ごめん。」


少しだけきつい表情になった知寿子も、すぐに笑顔で、

「悠馬だって、もの凄い心配している。ううん…、それだけじゃない、捷子だって。マコの事、心配してるんだから…。」


麻衣子、

「…う…、うん。」


「高志からの贈り物だよ、絢は…。そして高志、何か、マコに伝えたい事…あるんだよ。天国から…。」


その知寿子の話を聞いて麻衣子、

「えっ…。」






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