パパと呼んで…。 vol.115 「ねね、あれから美津…???」
「ねぇ~パパ。」
布団の中で知寿子。
「ん~~???」
悠馬。
「モッちゃん…、子持ちでも…良いよね。」
体を悠馬に向きながら…。
「うん。多分…。…大丈夫…だとは…思う。」
「思う…って…???」
「うん。…でも、最終的に決めるのは…モッちゃんと、マコだから…。」
「うん。」
「とにかく、僕らは…応援しよ。多分…、高志も…、それ…、願ってるんじゃ…ないかな~。」
少し考えて知寿子、
「うん。そうだね。高志、見守ってくれてるよね。」
翌朝、碧銀行中央支店、女子ロッカールーム。
小さな声で、麻美に、
「…おはよう。」
果穂。
麻美、
「あっ、おはよう果穂さん。」
「ねね、あれから美津…???」
「んんん…、何も…。」
「んもぅ~ビックリ。いきなり…、課長からメール来た~~なんて…。」
麻美の耳に囁き掛けるように。
「…ん~。まぁ…、私らも…、何かしら…、いきおいで、アドレスと電話番号…、教えたのも…。まずかったかな…って…。反省…してるんだけど…。」
唇を捩じって、反省しているような面持ちで…、麻美。
「うん。でも…、あの雰囲気だと、教えない私らも…、意地悪していて、申し訳ないって…状況…だったもんね~。しかも…全部…課長気分良く…払ってくれたから…。」
「うん…。あっ…。」
ロッカールームに入ってきた美津。顔を下に向きながら、小さな声で、
「おは…よ…う。」
麻美の傍から入口に振り向いた華穂、
「あっ、美津…、おは…。何…???美津…、あれ…から…。」
そして、元気な声で、
「おはよう~。」
ロッカールームに入ってきたのが静香である。
何とも気まずい雰囲気。数秒、沈黙する麻美、華穂、美津。
「ん…???3人共…どしたの…???」
華穂、静かに顔を見られないように、麻美の顔に被さり、顔をくしゃくしゃにして…。
静香、
「…ん…???何々…何…???…ん…???どしたの美津、そんな元気のない顔して~~???」
思わず麻美も、顔をくしゃくしゃにして…、頭の中で、
「…やっば~~。」
静香、目をパチクリさせながら、
「うん…???」
するといきなり、
「イ~ッヒッヒッヒッ。こ~とわっちゃった~。ニッ!!!」
思いっ切り笑顔で、テンション高く、Vサインの美津。
その美津の顔を見て麻美、華穂、こちらも目をパチクリさせて、
「はい???う~~っそ!!!」




