パパと呼んで…。 vol.114 絢のほっぺたに頬づりしながら順子。
いきなり椅子から離れる麻衣子と麻美。
「わ~~っはははは。喋った~~???」
麻美のスマホに着電。
麻美、
「あっ。わっちゃ~~。そ…う…だった。」
麻衣子、
「ん~~???どしたの…麻美~~???」
「んん…。うん。なんでも…、うんうん。」
そして電話に出て、
「美津~~。ごめ~ん。」
「今…、大丈夫…???ピクニック…終わった…???」
自分の部屋で美津。
「うん。さっき帰ったとこ。」
廊下を歩いて、2階に向かう麻美。
「…で…、メール…返信…したの…???」
「する訳ないじゃんよ~。」
「だよね~~。どうするか~~。…ねね、華穂さんから…何か…???」
美津、
「んんん…、何も…。」
「ん~~。課長…、美津に、彼氏…いるって…知らないもんな~。参ったな~。こりゃ。」
「ほ~い。出来た~絢~。あんた…、喋れるようになっちゃったね~。ん~こいつ~。」
絢のほっぺたに頬づりしながら順子。
「マコ~~。」
「ん~~???」
「おまえ…、木本さんの事、どう思ってる…???」
その順子の一言に麻衣子、
「へっ…???はっ…???」
思わず困ったような、キョトンとしながら麻衣子。
順子、
「だから…、木本さんの事、どう思ってるって…聞いてんの。」
「な…、なによ、いきなり…、ママ。…どうしちゃったのよ…。おっかしい~。」
「絢に…、父親…。必要…なんじゃ…ないの~???」
「ママ…、なに、いきなり…。絢に父親…なんて。」
「ん~~。今は…まだいい。絢の周りには、いい人ばっかり。愛されて、そして可愛がられて、こんなに元気に可愛く育ってる。」
麻衣子、
「……。」
「でも…、絢はしっかりと…育って行くんだよ。しかも、確実に…。高志が残してくれた贈り物。もしかしたら…、高志、天国で、あんたに、何か伝えようと…してるんじゃ…、ないのかな~って…。」
そんな順子の話に麻衣子、
「ママ…。」
外のジョギングから帰ってすぐにシャワーを浴びた浩一に小枝子、
「浩~、さっき電話あったみたいだよ~。チズちゃんたちからじゃないの~???もうすぐご飯、出来るよ~。」
「う~ん、あ~、ありがと。」
そう言いながら冷蔵庫から缶ビールを…、そしてテーブルのスマホの履歴に…、
「ん…???誰だ…、この番号…???」




