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パパと呼んで…。  作者: THMISmama
112/214

パパと呼んで…。 vol.113  「それだけじゃなくって…。」

「ん~~???それだけじゃなくってって…、何…、マコ…???」

「お姉ちゃん…???」

順子と麻美。


「モッちゃんのお母さん。ああ見えて、何度か不運に見舞われてるんだって…。」

真顔で言う麻衣子。


「ん~~???不運…???」

順子。


「若い頃に、結婚を決めた人を事故でなくしたんだって…。」


麻美、

「うそ…。」


「ううん。それだけじゃなくって、その数年後…、結婚して、モッちゃんを産んで、そして妹さんを産んで…。そこまでは良かったんだけど…。モッちゃんが高校の時にお父さんの仕事の都合で神戸。」


麻美、

「うん。」


「そしてお父さんが神戸で働いている時に、癌が見つかって、本人も気付かなかったらしいけど…。もう既に…。」


麻美、

「うっそ。」


「じゃ…。木本さんのお父さん…。」

絢の顔を見ながら、そして麻衣子と麻美の顔を見て順子。


「うん。その半年後に…。」

「…で、今は、モッちゃんと妹さんとの3人暮らしって…訳か…。」


「うん。なんかね…。あのお母さん見てたら、何だか、凄い人だな~って…思ったの。」


「ん~???」

麻美。


「ん~~ふふふふ…。」

順子。


「ものっ凄い、笑顔なのよ。それでいて優しくって、力強さって言うの…。」

何をどう言えば良いのか分からなかったが、

親しみやすさを感じた事は麻衣子のこころの中では確かだった。


「ふふ、マコ。じゃ、木本さんのお母さん、かなり…カッコ良かったって訳だ。」

ニコニコしながら順子。


「うん。そうそう。なんか、こう…、どんな事でもいらっしゃい。…って、そんな感じ。」


「へぇ~~。じゃ、良い人に出会えたんじゃないかね~。ねぇ~絢~。ほい。」

そして絢を横にして順子、

「へぃへぃ、出ましたね~。絢~。こりゃ~。こちょこちょこちょ。」

オムツを外して、絢のお腹をくすぐる順子。

「キャキャ。キャッ。アヘヘヘヘヘ。ヒャ~。」

順子、

「へっ!!!」

思わず順子。

「わぁ。絢。この子。」


麻衣子、麻美、

「…ん…???どしたの…ママ…???」


「この子、喋ったわ…かかかか。」


麻衣子、麻美、

「うそ―――――――っ!!!」


順子、手を叩きながら、

「かかかか。絢~~。ひゃっはははは。喋った、喋った。」







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