パパと呼んで…。 vol.112 「パ~パ、今度は餃子~~???」
歩いている小枝子に着メール。
「おばちゃん、ありがとね。物凄い、嬉しかった。またね。」
捷子からである。
「はいな。可愛くって、綺麗な娘が出来たみたいだよ。」
そのまま送信。
「綺麗な…娘…???…ん…???…浩…。」
廊下を歩きながら、
「ただいま~っと~。あれ…???」
捷子。
「ふ~ん…、おぅ、お帰り~。早かったじゃん。」
捷子の父親、桑名慶一。
「パ~パ、今度は餃子~~???…かかかか。」
「あぁ…。テレビ観てたら、何とも…まぁ…、喰いたくなってな。…で、どうだったの、ピクニック…???いつものメンバー…???」
「うん。へへ。楽しかった…、うん。」
「ほぅ。ほぅ、ほぅ…。うん。うんうんうん。」
「な~によ、その…、うん。うんうんうんって…???」
「いや~。別に~。ヒュ~~。」
そして、着替えて、またそのまま台所のテーブルに戻り、
そして一緒に餃子を作る捷子。
「何、どした~。にこにこして~。え~、捷~???」
目を真ん丸くして、唇を尖らせて、にこにこしながら父親の餃子作りを手伝う捷子、
「ん~~。別に~~。」
「変な…やつだな~~。」
「凄い綺麗なお母さんよね~、モッちゃんのお母さん。それに凄い優しそうって感じ。何度も言うけどさ…。」
中川家のキッチンのテーブルで、スナックを摘みながら麻美。
「うん。」
麻衣子。
「あら、木本さんの家、あんたたち、行ってきたんだ…???」
リビングで絢をあやしながら順子。
「うん。いきなり捷子が行きたいって言うから。…で、モッちゃんのお母さんも是非どうぞって、歓迎してくれちゃった。かかか…。」
椅子の上でリビングの方を身体を捩じらせて母親と絢を見ている麻美。
「…なんか…、優しさもあると思うけど…。何て言うかな…、強さも感じられた~。」
同じように、母親と絢を椅子の上で見ながら麻衣子。
「ん~~???強さって…???」
順子。
「まっ、母親ってもんは、いずれにしても、強いもんだからね~。ね~絢~。」
麻美、
「ん~~???」
「だって、考えてもみなさい。人ひとりの命、産んじゃうんだよ。男に、これは出来ないっしょ。」
「はは。確かに…。」
変顔の麻美。
「んんん~。それだけじゃなくって…。」
麻衣子。




