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パパと呼んで…。  作者: THMISmama
108/214

パパと呼んで…。 vol.109  黙って小枝子を見ている捷子。

小枝子の話に麻衣子に知寿子、

そして麻美も捷子もニコニコしながら…。


「余り…泣くなんてことないでしょ。寝起きも良いでしょう~???」


そんな小枝子の声に、麻衣子、

「はい。お蔭様で…。」


「愛されている証拠だね~。ふふ…。は~い。それじゃ、そろそろお母さんに返さないとね~~。」

麻衣子に絢を返して、その場を立ち、

「ゆっくりしていっておくれよ~。ねぇ、みなさ~ん。」

そう言いながらキッチンに向かう小枝子。

みなには見られないように、両手で、零れ落ちそうな涙を拭いながら、

「はははは。」



「素敵な部屋だよね~、モッちゃん。」

悠馬。


「なになに、と~んでもない。…と、言ったら、母さんに怒られるか…。」


「かかか。その通りだよ、モッちゃ~ん。」

手を叩いて笑う知寿子。


黙って小枝子を見ている捷子。


そして麻衣子も一緒に小枝子を見ながら…。

「あ~~。飾ってくれてる~。」


捷子、

「うん。お店の花~。」


小枝子、

「う~ん。これ…。綺麗だよね~。」


知寿子、

「ありがとうございま~す。」


「しっかし、ビックリしたよね~。捷子が、いきなりモッちゃんの部屋、見てみたい。な~んて言った時は~。」

いきなり麻美。


「だ~って。ねぇ~マコ~。」

麻美の声に知寿子。


麻衣子、

「うん。」


麻美、

「あっ、そっか。そうだったわ…、ははは。」


浩一、

「えっ、どういう事…???捷子ちゃん…、何か…???」


「ん~~。捷は…、実は…。」

悠馬。


「捷子、お母さん…いないから…。」

ポツリと知寿子。


その知寿子の声に小枝子、

「…ん…???」


浩一、

「うっそ!!!」


「うん。捷子が、まだ小学校2年生くらいの時に…。」

知寿子。


浩一、

「まさか…事故…???」


「ううん…。」

麻美。

「いなく…なった…。」


小枝子、グラスにジュースを注ぎながら、

「……。」


浩一、

「いなく…なった…って…。もしかし…て…。」


麻衣子、

「捷子のお母さん…。まだ小さな捷子と、そしてお父さん残して、別の男の人と…。」


浩一、

「……。」


「だからね~~。私とマコと捷子は~。いっつも、運命共同体~~。きゃははははは。ねぇ~捷子~~。」

いきなり捷子の背中から捷子を抱き締める知寿子。

「コチョコチョコチョ。」


思わず捷子、

「わわわわわ。くすぐったいって~チズ~~、かかかか。」





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