パパと呼んで…。 vol.103 自分の左腕を相手の右腕に絡ませながら…。
「ちょっ…、ちょっと…お姉ちゃん、絢…、お願い…。」
慌てて麻美。
麻衣子、
「あっ、うん。は~い、いらっしゃい絢~。」
麻美、
「ちょっ…と…、仕事の話…。うん。」
シートから抜け出して、そのまま美津に返信。
「バカ。あんた、あん時、課長に彼氏いるって言わなかったっけ…???」
そして数秒後、美津からメール。
「…んな事、初めての奢りの席で、言える訳ないじゃんよ~。」
小さな声で麻美、
「まっ、そりゃ、そうか…。けど…。」
その内、今度は華穂からメール。
「うそうそうそ。美津に課長からメールが来たって…。もしかして…、デート~~???」
麻美、
「わお。今度は華穂さんからも…。おいおいおいおい。」
そのまま、メール、
「私、今、みんなとピクニックの最中。明日銀行で。いや…。だから~後で!!!」
数秒後、ふたり共に、
「了解!!!」
麻美、
「神津真也。何とも…、ダイレクト。」
そして、
「まぁ…、私でなくって、良かった~~。」
そしてまたシートに戻って、全員、
「大丈夫なの…仕事、麻美~???」
麻美、
「へっ…???あぁ~。うんうん。全然平気。ふん。ふ~~。」
そしてコチラは…。
歩道を歩きながら、しっかりと自分の左腕を相手の右腕に絡ませながら、
「ツ~~。ここ、ここ、入ってみよ。」
藍子。
「ほぉ~。いいかも…。よし。」
恒夫。
「お腹、ぺっこぺこ。」
「食べ過ぎんなよ~。」
「わ~かってるって~。」
「はい、パパ、出来たよ~お素麺。食べよう~。」
テーブルに準備しながら順子。
縁側で、足の爪を切りながら、
「おぅ~ありがと。…てと…、食べるか~。しっかし、良い天気だよな~。あいつら…楽しんでんのかな~。」
歩きながらテーブルに近づいて敏光。
「多分ね~~。かかか…、なんとも…絢がいないと、静かな我が家だわ…。」
「ん~。あの笑い声…、もう慣れちゃったからね~。いよいよ絢も、いつ、ハイハイしても良い時期だね~。」
「うん。だよね~。離乳食も食べられるようになったし…。」
「本当に、子供の成長って、早いよね~。」
「ふふ…。もしかしたら、また、新たなベイビー、出来るんじゃない~。」
「ははは…、そうなるか~。ようやくだよな~。あのふたりも…。」
順子、
「う~ん。ふふふ…。」




