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サイコバグなお兄ちゃん、Vtuberになる。  作者: にいるあらと
二章『Noble bullet』『Practice of evolution』
87/102

〈光のメンヘラ〉


 二日目の朝である。


『まずはクラフトして装備を整えるところからでしょうか』


「そうだな。俺たちは武器と防具、ロロは収集用のアイテムと、拠点設備の増築ってとこか。海岸で魚取る用の槍も一本作っとくか」


『魚も干せるの?』


「魚も干せるぞ。ウミガメいたらウミガメしばくほうが甲羅も肉も手に入っていいんだが」


『う、うみがめ……お、斧で叩くの?』


〈二日目だー〉

〈素材はけっこうあるんじゃない?〉

〈悪魔の働きでかい〉

〈ロロにウミガメは無理か〉

〈ちょっと罪悪感がな〉

〈男どもは心がないから平気だけど〉

〈ロロは優しすぎた〉


『お魚取るだけでいいんじゃないですか? ロロさんにはお魚取るついでに海岸線で漂着物も見てもらえたら』


『う、うん……ごめん。あんまり大きい生き物は……』


「人は斧でしばけるのにウミガメはしばけねーの?」


『ジンさぁぁんっ!? ロロは水に流したのにぃっ! 壊斗くんがぁっ!?』


『壊斗さん……』


〈草〉

〈草〉

〈すぐ喧嘩w〉

〈人はしばけるのにw〉

〈ファイっ!〉

〈朝一からやんのかよw〉


 ロロがジンに擦り寄るせいで俺が悪者みたいな図式になる。なんて(こす)っからい手を使って味方を増やすんだ。


 正々堂々一人でかかってこいよ。そうなれば俺はジンを味方につけるけど。


「待て待て待てっ! 違うっ! シンプルに疑問だったんだ! こいつ、俺にはふつうに斧振りかぶってきたんだぜ?! それなのに『大きい生き物はかわいそうだから殺せなーいっ』とかなんとかほざくから! 」


『そっ、そんな言い方してないっ! 誇張しすぎっ!』


「俺のことは平気で殺そうとしてきたくせにそんな甘えたこと言う? これも食物連鎖だぞ」


『壊斗くんはかわいそうじゃないもん』


「なんてこと言うんだお前はっ! そんなこと言われてる俺が一番可哀想だろ!」


〈壊斗にはしゃあない〉

〈振りかぶっただけじゃん〉

〈当たらなかっただろ〉

〈お前がいらんこと言ったから〉

〈草〉

〈やられてから文句言え〉

〈可哀想じゃないw〉

〈草〉

〈ならこれも食物連鎖だなw〉


『クラフトやっていきましょうよー。なんなら僕勝手に探索行っちゃっていいですか? 石ころと斧で十分ですし。森の奥見に行きたいんですよ』


「ごめんごめんごめんっ! やる! クラフトするから!」


『ジンさん見捨てないでぇっ……ごめんなさいぃっ……』


〈悪魔w〉

〈とうとう諦めたw〉

〈今ある分で戦えるしなw〉

〈一人のほうがはやいかもしれん〉

〈ロロの泣き声刺さる〉


 ジンが緩衝材の役目を放棄してしまったら、俺とロロでは言い争いばっかりでなにも進まなくなる。


 見放されないように俺とロロは真面目にクラフトし始めた。


 素材の数とほしいアイテムを天秤にかけ、武器は俺とジンが強化した槍、ロロには魚取りと最低限の護身用に木製の槍をクラフト。ジンと相性抜群の弓矢も作りたかったが、矢を作るのに必要な素材がまだ安定供給できないので今回は見送られた。


 防具は、レアらしいイノシシの頭を焼いてイノシシの頭蓋骨にし、イノシシの頭蓋骨を使って頭部用の防具を作った。他にもヒト型を燃やした時に出た骨で胴体用の防具もクラフト。ウミガメの甲羅から両手持ちの大盾を、余ったウサギの皮を使って足用の防具である靴を作った。大盾はロロの護身用、ウサギ皮の靴は移動速度が微増するのでロロの資材収集兼緊急避難用となった。


 その他には収集できる量の上限が増える袋類を作れるだけ作った。水筒は遠出することの多い俺とジンが、薬草や木の実などを収集するための袋はロロが持つ。


 ロロが薬草や木の実を採取して種を取って家庭菜園で栽培し、俺とジンで探索して鍋を発見できれば回復アイテムや薬膳スープの生産ラインを確立できる。ヒットポイントやスタミナの上限回復のアイテムは探索において貴重だし、薬膳スープは通常の食事より効果が高かったりバフが付与されたりする。探索にも戦闘にも役に立つ心強い味方だ。


〈なんでお前が持ってんだ〉

〈イノシシヘッドお前が持つんかい〉

〈ジンラース防具ないw〉

〈悪魔の戦利品だぞ〉

〈防具全取りで草〉


『……なんで壊斗くんが防具つけてるの? とくにそのイノシシ兜、ジンさんがほとんど一人でイノシシ倒して手に入れたアイテムなんじゃないの?』


「うるせーっ! そんなん言ったらウサギ皮の靴なんかロロいらねーだろ! なんで後方支援のロロが装備してんだよ! 前線で戦う用の防具だぞそれ!」


〈ほんとにそうw〉

〈イノシシヘッドもらってんじゃねーよw〉

〈悪魔に譲れよそこは〉

〈靴も靴でおかしくはあるw〉

〈ロロのこと甘やかし気味だからなw〉


『ジンさんがくれたんだもん! 襲われても逃げれるようにって! ロロより壊斗くんのほうがおかしいよ! ジンさんは防具なしなのに壊斗くんは頭にも胴体にも防具つけてるじゃん!』


「これはジンがくれたんだ! 俺のほうが近接武器で戦うことが多いからってな! 防具で言ったらお前だっておかしいんだからな! ジンは防具ゼロなのに、靴とはいえロロだって防具つけて……」


『…………。行ってきまーす』


〈悪魔防具なしは草〉

〈あんだけ働いて裸は草〉

〈悪魔離脱〉

〈見捨てたw〉

〈とうとうさじ投げたw〉


『ごめんなさいぃぃっ……。ジンさんぅぅっ……ロロのこと諦めないでぇぇっ。壊斗くんとも仲良くしてみせるからぁぁっ』


「待って待って! ジン悪かったって! ロロが突っかかってきたから!」


『ロロのせいにしないでっ! 壊斗くんが言いがかりつけてきたのにっ!』


〈ロロの悲鳴は効く〉

〈草〉

〈二人とも反省してなくてくさ〉

〈喧嘩延長戦w〉


『…………。さて、サバイバル生活は今日で二日目なんですけども、ソロサバイバル生活は今日が一日目となります。心機一転、頑張っていきたいと思います。安全なところに拠点を構えたいですけれど、森の中はやはり危険でしょうか? 先日は森の中を進んだ先にちらっと住居のようなものが見えたので、そこに住めないかなあ、なんて期待しているんですが、昨日みたいにイノシシ型のキメラントなどに逃げ場のない場所で襲われたらひとたまりもありません。キメラントが入ってこれないような安全な場所があるといいですね。川などが近くにあると飲み水に困らなさそうで安心なんですけど』


〈悪魔のソロキャン始まるw〉

〈ソロ配信になったw〉

〈【悲報】チーム解散〉

〈しゃあないw〉

〈ジンラース離脱〉

〈森の中の住居暮らしw〉

〈スリリングで草〉

〈たぶんジンラースのほうが長生きすんだろな〉


「ソロ配信みたいな喋りすんなよ! 待て待て待て! 俺も行くから!」


『ジンさぁぁんっ、捨てないでぇぇっ! ロロっ、ロロもっとがんばるからっ、もっと働くからぁっ……帰ってきてよぉっ! 捨゛でな゛い゛でぇ゛ぇ゛っ゛!』


「そんな言い方だとジンがまるでヒモ男みたいじゃねーか」


〈ロロw〉

〈必死で草〉

〈典型的貢ぎ体質w〉

〈解釈一致w〉

〈合いすぎやろw〉


『やめてくださいやめてください。だめな男に貢いでる女性みたいになってますよロロさん。いろいろまずいです』


『捨てないでぇっ……お願いっ、お願いだからぁっ……』


『わかりました、わかりましたから。ちゃんと仲良くしてくださいね』


『うん……がんばるからっ。たっ、たくさん働くからっ』


「そういう言い方すんなってロロ。ジンのDV男みが増すだろ」


『元からDV男みなんていう不名誉な成分が僕に含まれてるみたいな言い方こそやめてください。ないです』


〈昨日の夜といいメンヘラ感ある〉

〈昨日はヤンデレ今日はメンヘラだ〉

〈ハイブリッド草〉

〈絶対ホストとかはまったらやばいタイプ〉

〈まぁその気配はあるよw〉

〈イケボだし優しいのにDV男みあるんだよなw〉

〈依存はされやすそう〉

〈沼感ある〉


 どうにかこうにか収拾をつけて、俺たちは今日の作業に入る。


 俺とジンは森の中の探索の続きを行う。


 探索の中で素材を拾ったり、ヒト型を主としたキメラントの討伐を副目標とした。キメラントを解体した時に出る素材は装備の強化に直結するし、キメラントの肉は食べ続けているとマスクデータのパラメータが上がるという真偽不明の噂がある。


 ロロは仕事の内容が幅広い。


 拠点の増築、薬草や木の実の収集、海で魚取り、海岸線で漂着物拾いだ。どれがメインでどれがサブというわけではなく、並列で作業しつつ、それぞれを満遍なくこなしていくという形。


「よし。そんじゃやってくぞ。森の探索はさっきジンが言ってた住居っぽいところをまず見に行こうぜ。だいたいなにかしらアイテムが湧いてるはずだ」


『わかりました。案内します。ではロロさん、行ってきますね。こちらにもキメラントがくることはあると思うのでお気をつけて』


『うん。ジンさんも気をつけてね』


「……ん? 俺は?」


『キメラントが攻めてきたらまずは逃げて隠れて、逃げられないと思ったら盾で時間を稼いで下さいね。耐えてもらえたら僕らが倒しにこれますから』


『うんっ、ジンさんありがとう!』


「いやなんでジン名指し? 俺も助けにくるんだけど? なんで?」


 バグかなにかでロロの視点には俺が映ってないのかもしれない。もしくはロロがバグっていてロロの耳には俺の声が届いていないのかもしれない。


 依怙贔屓(えこひいき)が過ぎるロロに疑念を抱きつつ、作りたてほかほかの槍を握り締めて俺とジンは森を進む。


 散発的に遭遇するヒト型なんてもはや倒して焼却処分するところまで流れ作業のように片づけて、ジンの先導についていく。


『…………』


 イノシシ型と激闘を繰り広げた広場に辿り着いた時、これまで同じような景色が続く深い森でも迷いなく進んできたジンの足が初めて止まった。


 目印になるものを探して周りをきょろきょろしているわけではないので、道に迷ったのではないのだろう。広場でヒト型を燃やしていた時の焚き火跡をじっと見下ろしている。


「ん? どうした」


『……いえ、焚き火……』


「ああ。どれくらい燃え続くのかはわかんねーけど、しばらくしたら消えるみたいだぞ」


 焚き火など火を発生させるものは時間経過で徐々に火が弱まっていずれ消える。火を強くしたり燃焼時間を延長したい時は追加で燃料を投下しなければいけない。


 ここの焚き火は夜になる前に着火していたので、おそらく俺たちが拠点前でイノシシ肉パーティをしている時くらいには消えたのではないだろうか。


『……そうですか。ちょっと気になることがあるので住居への探索は後回しにしていいですか?』


「お? おお。いいぞ。今回は水も食料もあるしな」


 探索のタイムリミットになるのは水分だ。動けば動くほどゲージを消費する。


 前日の探索でジンが皮をゲットしておいてくれたのは大きい。水筒を二人分用意できたおかげで多少寄り道しても探索を継続できる。


 足元に視線を落としながらジンはゆっくりと進んでいく。ジンがなにかを探している間、俺は周囲の警戒をしたり目についた資源を回収しながらついていく。


『……ありました。やはりこういうのが近くにあったんですね』


「おおっ、洞窟じゃん! これ探してたのか?」


『焚き火跡の周囲に僕たち以外の足跡が複数あったので、焚き火の光に誘われてヒト型が寄ってきたのかなと思ったんです。足跡を辿ったらここでした』


「へあー……。『やはり』ってことは、ジンは洞窟があるって思ってたのか?」


『洞窟なども含めて、他のキメラントが入ってこれないような場所が近くにあるんじゃないかなとは思ってました。最初のスポーン地点、拠点近くの森の入り口、森の中の広場と、この近くで頻繁に遭遇していましたし、あのイノシシ型とヒト型が仲良く暮らしているようなイメージはありませんからね』


〈焚き火見てたなそういや〉

〈頭もいい〉

〈終盤まで生かしておきたくないタイプだからな〉

〈洞窟むずい〉

〈暗いしまじホラゲー〉

〈道も狭いし〉

〈どこにいるかわからんなるのやめてほしい〉

〈帰り道もわからんくなるし〉

〈準備いるわ〉


「キメラント同士で戦ってることもあるからな。前回はイノシシとクマが戦い終わったところを見計らって漁夫ったわ。ヒト型とオオカミ型以外は同種でも戦うらしいし」


『共喰いなどもしてるんでしょうか? ……いや、そもそもキメラントというだけで仲間と考えるのが間違いなんでしょうね。それはそれとして、この洞窟はなるべく早くクリアリングしたいですね』


「洞窟攻略かー……。中は真っ暗だからな。洞窟攻めるための準備してからじゃねーときついぞ」


『やはりそうですか……。であれば、洞窟攻略を次の目標にしたいですね。拠点の近くにヒト型のコミュニティがあるのは不安材料でしかありません。大挙して拠点に攻め込まれないとも限りません』


「洞窟の中には貴重なアイテムがあることも多いし、ヒト型の素材も大量に手に入るし、ありだな」


〈悪魔は今後を見据えてんな〉

〈拠点の安全確保だ〉

〈考え方が違いすぎるw〉

〈悪魔と正反対だなw〉

〈壊斗は楽天的すぎるw〉


『壊斗さんは前回やった時には洞窟って攻略しました?』


「おう、ずたぼろになりながらやったぞ」


『その時どんな装備を用意しました? あったほうがいい武器や、アイテムなどあったらその素材集めも今日やってしまいましょう』


「そうだな……中が真っ暗だから地面に置く用にもほしいし松明は持てるだけ持っていって、追加の燃料代わりの素材も一緒に持って行ったほうがいいな。あと道が狭いから二人並んでカバーし合うみたいな戦い方はできんかった。前衛と後衛で別れたほうがいいかもな。後衛をジンがやるんだとしたら、俺は後ろに通さないようにだけ気をつけりゃいいから大盾持ってタンクするって手もある」


『なるほど。光源の準備をしっかりしておかないとどうにもできなさそうですね。それに後衛を務めるとなると、石ころでは火力が……』


〈洞窟攻略は回復もほしいとこ〉

〈防具充実させてからでもよさげ〉

〈松明はいくらあってもいい〉

〈懐中電灯拾ってないんだよな〉

〈タンクはあり〉

〈後衛が最強だからな〉

〈これ最適解だろw〉

〈遠距離無敵な悪魔が後ろにいるからw〉

〈タンクとスナイパーいいじゃん!〉

〈となると弓矢だ〉

〈火矢作れりゃ光源にもなるぞ〉


『ねーねー。クラフトで強化ってのがあってさー』


「ちょい待ってくれ。今こっから先集める素材の話をして……」


『だから言ってるのー! 甲羅の盾置いて強化ってやつ選んだら、盾に松明くっつけれるみたいだよ。洞窟で助かるんじゃない?』


『ナイス報告です、ロロさん』


「……つけれんの? これまで盾使ったことなかったから知らんかった……」


〈盾につくんかよw〉

〈知らんかった〉

〈壊斗は前回アタッカーだったしな〉

〈盾使う機会ねぇもんなw〉

〈報告でかい〉

〈ロロナイス!〉


 ロロの報告のおかげで洞窟の攻略方法が決定した。


 今日の探索は攻略のための素材集めに使えば、明日にでも洞窟内に踏み込むことはできそうだ。


 ただ、一つ懸念がある。


「ロロ、拠点の端にでも鳥小屋作っといてくれ。矢のための羽根を用意しとかねーと」


 矢をクラフトする時に必要になるのが木の枝と羽根だ。木の枝は木を切り倒しているうちにいつの間にか拾ってたりするが、羽根はそうはいかない。


 弓矢で使う矢は回収もできるが、使った矢をすべて回収できるかどうかもわからないし、戦闘中には回収なんてできない。現実味のない話だが、仮に射った矢をすべて回収することを前提にしても、一つの戦闘を乗り切れる程度の数の矢は用意しないと弓矢を戦術に取り入れることは難しいだろう。


 数が必要になる矢を作るために便利なのが鳥小屋だ。そこらへんの留まってたり飛んだりしている鳥を攻撃しても羽根は手に入るが、一羽一羽攻撃していくのはあまりにも効率が悪いし安定もしない。鳥小屋を建築しておくと自動的に羽根を回収してくれるようになるのでこれが一番手っ取り早いのだ。


 今から建築して翌日の洞窟攻略までにどれだけ貯まるんだろうなー、間に合うんかなー、などと考えていたら、ロロが即座に返答する。


『それならもうあるよ。リスナーが教えてくれたんだ』


『すごい。ロロさん、言われる前に用意しておくなんて。すごいですよ』


『そ、そう? ロロ、役に立ってる?』


『はい、とてもパーティの役に立ってます。ロロさんのところのリスナーさんもありがとうございます』


『ほ、ほんと? え、えへへっ……もう、もう捨てられないよね?』


『はい、捨て……捨てられないってなんですか。捨てませんってば。すみません、本当に。二人を置いて先に行こうとしたことをこんなに気にしていただなんて思わず』


〈ロロできる女やん〉

〈いい女なのにヘラってるw〉

〈悪魔のこと推しって言ってたもんなw〉

〈嫌われたくないんやなw〉

〈結果嫌われる行動を取ってて草〉


「……めんどくせー女は嫌われんぞ」


『うわああぁぁっ!』


『だ、だい……大丈夫ですよロロさん! そんなことありませんよ! 壊斗さんっ、なんてこと言うんですか!』


「いや……だって、めんどくせーなって思うじゃん。内心ジンだって思っただろ」


『……思ってませんよ』


『じ、ジンさん……? さっきの微妙な間はなに……?』


『い、いえ……。あの……水を、水を飲んでて……』


「あからさまに嘘ついてんな」


『ごめんぅぅっ、もっと働くからああぁぁっ!』


『ああ……ロロさんがどんどんおかしな方向へ……』


「前からおかしかったから大丈夫だ。ちょっとこれまでとはおかしさのベクトルが違うだけで」


〈ジンフォロー失敗〉

〈悪魔のカバーリングにも限界ってもんはある〉

〈ロロへらってるw〉

〈俺にはわかるこれは光のメンヘラ〉

〈取り返そうとはするんだなw〉


 強迫観念に駆られている感は否めないが、働き者になってくれたロロのおかげで矢も洞窟の探索分は用意できそうだ。


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― 新着の感想 ―
[良い点] もう一押ししたら闇に変換できる…? あんなにコラボ楽しんでたジンさんがソロに戻ろうとするなんて、二人ともやり手ですねぇ! ヒト型のコミュニティに、殺戮の悪魔がお散歩するぞw
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