壁紙か観葉植物にでもなってその光景を少し離れたところから眺める人生を送りたい。
礼ちゃんプロデュースのもと『New Tale』の新人Vtuberオーディションに応募するための動画作りに着手した。
礼ちゃんの狙う売り出し方としては二パターンを想定していたようだ。
僕のゲームの腕前を前面に押し出す形と、もう一つ。礼ちゃんの身内贔屓な評価によると僕の声はアピールポイントとなるらしいので、その特色を利用したボイスドラマである。
正直言ってどちらもハードルが高い。やってやれないことはないのだろうけれど、それを他人に見てもらって楽しんでもらえる程にクオリティを上げられるかどうかは自信がない。礼ちゃんからの期待という名のプレッシャーが重い。
提案された二つのどちらがより良いかは礼ちゃんも判断がつかなかったようなので、一応どちらも試してみた。
礼ちゃんもよくやっている、人気のあるFPSのゲームを僕なりに見様見真似で解説というか、実況プレイしてみたものと、礼ちゃんの友人さんが脚本を務めてくれたボイスドラマの両方だ。
あまり詳しくは教えてもらえなかったが、友人さんが創作活動をご趣味にしているらしく、今は時期も相まって趣味に勉強にと忙殺されているらしいけれど、録音したボイスドラマを横流ししてくれるのなら脚本を書いてもいい、と協力してくれたらしい。身内以外に収録した物を聴かれるのは恥ずかしさもあるが、そもそも『New Tale』の動画選考用に作るものだ。少なくない人数に聴かれることになるのだろうから、礼ちゃんの友人さんに聴かれるのは誤差のようなもの。気にすることもない。
しばしの時間をかけて、両方を撮り終えた。
礼ちゃんのリアクションから察するに、どちらも仕上がりは上々だったのだろう。ゲーム実況のほうはきゃあきゃあと楽しそうにはしゃいでくれていたし、ボイスドラマのほうも、まあ、うん。明言は避けるけれどとても独特な感性で喜んでくれていた。ちょっと、お兄ちゃんの口からは言いづらい表情をしていたけれど。近寄り難い声を発していたけれど。でも、大丈夫。お兄ちゃんはそんな礼ちゃんも受け入れるよ。
ちなみにボイスドラマのほうは友人さんにも送られ、感想を頂いた。メッセージアプリに届いた感想を礼ちゃんが読み上げてくれたのだが、仰っている内容が僕の粗末な語彙力では半分以上理解できなかったので、大変申し訳ないがここでは割愛させて頂く。
寸評としては『十年戦える。とてもよかった』といったところ。高評価らしく少し安堵した。でも社会人生活を二年とちょっとでリタイアした身としては友人さんには無理し過ぎないでほしい。
さて、そうして楽しそうな礼ちゃんに先導される形でとりあえず二通り収録してみた訳だが、ここからが大変だった。
どちらが良いかわからなかったので実際に二通り実行してみたのだが、わかったことはどっちも良い、ということだったそうだ。僕としてはどっちでもいいというか、礼ちゃんが喜んでくれるなら他はどうでもいいという感じだが。
なんだか一人で盛り上がっている礼ちゃんを眺めながら、可愛いなあこの生き物、なんて思考停止していた僕に、礼ちゃんが画期的解決案を提示する。
どちらも捨てられないと悩んだ末に礼ちゃんが打ち出した結論は曰く──
『どっちも素晴らしいなら二つを合わせればいいじゃない』
──だそうだ。
なるほど、天才か。
内容を聞くと、つまりはゲームの解説実況をボイスドラマに組み込む、という主旨だった。
礼ちゃんが提案したシチュエーションは『ゲームに詳しくない彼女を膝に乗せながらゲームをして、彼女に興味を持ってもらおうとしているゲーマーな彼氏』というもの。空気中に糖分が溶け出していそうな概要だ。脳みそが練乳漬けにされそう。血糖値に不安がある方は視聴を避けることが推奨される。
そんなこんなで天啓を得た礼ちゃんだったけれど、ここで一つの大きすぎる障害に阻まれた。台本である。
ゲームプレイ中の戦況によってストーリーを調整する必要があるし、どうしたってアドリブでカバーしなければいけない部分もかなり出てくると思われる。台本の構成は幅を持たせたりルート分岐の余地を残したりと難易度は高いし手間もかかるはずだ。気後れしつつも一応相談すると、またしても礼ちゃんの友人さんが買って出てくれた。
素人の僕たちではそんな難しい台本を書くなんてことはできないでの手伝ってくれるのはとても助かるのだが、すでに一本ボイスドラマの台本を提供してもらっている身の上だ。さすがに負担が大きすぎるのではと思い、直接通話で意思を確認させてもらったら、
『礼愛の発想ほんと神。砂糖吐く。シチュからして尊いのにお兄さんの声まで使わせてもらえたら沼以外の道が見えない。絶対に昇天する。夢女子垂涎の出来になる。意識飛ばす。成仏させる』
と、なぜかすんなりと頭に入ってきてくれない日本語によって、その燃え盛るようなやる気を早口で表明してくれた。とりあえず、友人さんが無理をしていないかどうかという一番確認したかったことは確認できたので、僕は話している内容の理解率が二十パーセントを切った頭のままで『ありがとうね』と返しておいた。
なんというか、盛り上がっているというか、共振しているというか。スピーカーモードのまま通話して、友人さんと礼ちゃんは賑やかに語り合っていた。友人さんの言葉は耳に入っているはずなのに、脳を経由しないで右から左に抜けていくのはなぜだろう。
そんなふうに賑やかに計画が進んでいった。まず基本となるストーリーの骨子を友人さんが組み、そこからはここの展開はこう持っていったほうが、などと随所で礼ちゃんがアイデアを出して肉付けしていく、という分担作業で台本が形になっていく。
二人とも実に楽しそうなのだが、どこか鬼気迫る勢いでたまに発される圧に押し潰されそうになる。でも、礼ちゃんはとても華やかな表情をしているし、友人さんもテンションが上がっているのか超音波じみた音を発しているので、僕には理解が及ばないけれどきっといいことなのでしょう。お兄ちゃんは元気です。
名シナリオライター友人さん渾身にして迫真の執筆により、台本の大本はわずか三十分程度で形になった。早速目を通してみると、妙なリアリティが羞恥心に拍車をかける。顔から火が出そうになるという感覚を僕は生まれて初めて経験した。
だが、やるからには全身全霊全力全開で全力投球だ。
学生をしながらVTuberをやっている礼ちゃんと、勉学と創作活動を両立している友人さん。多忙な二人がここまで時間と労力を割いてくれているのだから、僕も本気で向き合わなければお兄ちゃんとして立つ瀬がないだけではなく、人として合わせる顔がない。演技指導に熱心な礼ちゃんに励まされながら、どうにかこうにか完成まで漕ぎ着けた。
完成した頃には、羞恥心よりも罪悪感のほうが先に立ってしまっていた。
だって、礼ちゃんと友人さんが手伝ってくれたこの作品は、きっと無駄になってしまう。
僕としては一人暮らしをする前の思い出作りのつもりでやっているのだ。確実に落ちるだろうオーディションのためにここまで手間を取らせてしまったことが今更ながらに申し訳ない。友人さんは僕の力になろうとして声のトーンや台詞回しにも気を使い、本気で良いものを作ろうと何度もパターンを変えて試していた。礼ちゃんも(所々何を言ってるのかわからなかったけど)命が宿らないからといって実際に僕の膝に座って収録させる力の入れようだ。結構時間も労力もかかってしまったのに、二人とも疲れを見せることもなく、最後の最後まで付き合わせてしまった僕に文句を言うこともなく、なんなら終わった頃には始める前よりも元気になっていたくらいだった。学生のバイタリティの高さに改めて感服する。
動画の収録の時もそうだったのだが、これも何かの経験だと思い、編集作業も礼ちゃんに教えてもらいながら初めて手掛けてみた。
ゲームプレイ画面を録画する機器の操作、ヘッドセットでの録音作業とその後の音量バランスなどの調整。それらの映像と音声を不快感が生じないよう切り貼りし、文字起こしして字幕をつけ、盛り上げるためのBGMに気を回し、わかりやすいよう特殊なエフェクトを施してみたり、強調するために効果音をつけたり等々。
このような動画編集の経験が果たしてどんな職場環境なら役に立つのかわからないが、やって悪かった経験なんてそうはない。遠い未来のどこかで役に立つかもしれないのだから、この機会に教えてもらったのだった。
そうして完成した動画は、必要事項を記入したホームページ上の応募フォームから送信され、僕たちのやるべきことはすべてが終了した。友人さんにも送ったが、声にならない声で(周波数が高すぎて僕の可聴域を外れたものと推測している)おそらく褒めてくれた。コミュニケーションが正常に機能していたとは言い難いけれど、とてもお世話になったことだけは事実だ。力になってくれた友人さんにはいずれ恩返ししたい。
なぜか既に合格したつもりになってハイテンション状態で僕のベッドで跳ねている礼ちゃんには申し訳ない限りだが、僕は僕で、もう動き出していた。
もちろん、就職活動だ。
FPSは久しぶりに触ったタイトルのわりにはうまく立ち回れた自信があるし、ボイスドラマのほうも自分で聴いてて聞き苦しいところもあったが秀逸な脚本のおかげで初心者にしては及第点には届いたと思う。動画編集については、VTuber歴二年以上なだけはある礼ちゃんの協力のおかげで、実際以上に面白く仕上がっていると感じた。
だとしても、合格ラインには届かないだろう。
『New Tale』は業界最大手とまでは行かないが、最大手の背に手をかけるくらいのポジションにはついている。現在『New Tale』に在籍している人の中には、最大手に所属しているタレントに引けを取らないくらい人気のある人もいる。ネームバリュー、ブランドという意味では申し分ない。
そんな『New Tale』が新しくVTuberを募集するとなれば、応募する人はたくさんいるだろう。それこそ、配信者に適した技術や知識、経験、性格、トークのセンスなど、僕の比じゃない人たちが殺到すると予想できる。
ただでさえ狭き門、男の応募者が入り込む隙なんてあるかどうか。競争率は計り知れない。そもそも枠自体がない可能性すらある。そんな極少の可能性を無邪気に信じられるほど、僕は無垢ではなかった。
礼ちゃんと友人さんも巻き込んで制作した動画データは(編集前で礼ちゃんの歓声や友人さんの高周波音声が入っちゃっているのも含めて)僕のパソコンに大切に保存してあるし、もし破損したら三日は泣く自信があるのでデータのバックアップも万全を期している。実際やってみると、礼ちゃんの言葉通り楽しかったし、大切な思い出になった。
新たな一歩を踏み出す勇気をくれた。つらいことがあっても頑張れるだけの元気をくれた。
だから、これで充分だ。
これからは妹に心配されるようなお兄ちゃんにならないよう努力しなくてはいけない。
礼ちゃんと(友人さんも招待したかったが三徹していたらしく辞退された)動画完成を祝したささやかなパーティーを開いた、その夜。僕は早速お仕事と、一人暮らし用の家探しを始めた。
*
礼ちゃんと動画完成パーティーを開いてから、だいたい二週間ほど経った頃である。
僕のPCにメッセージが届いていた。
「選考、通っちゃってるよ……」
まさかだった。
メッセージは『New Tale』の採用担当から送られていたものだ。書類選考と動画選考を通過した旨と、後日面接をするのでその為に予定の空いている日を教えてください、といった内容だった。
「……唯一面接まで行けた企業が、まさかここだなんて……」
僕は既に就職活動を進めていた。二週間もあったのだから当然だろう。家探しは就職先が決まってから、なるべく近場で探そうと考えていた。家から職場が近いほうが何かといいよね。
だが、肝心の職場が未だに決まっていなかったのだ。
げに悲しきはこの学歴社会だ。きっと僕のみすぼらしい学歴が盛大に足を引っ張ってくれているのだろう。
体が弱くて通学が難しかったとか、大病を患って勉強についていけなかったとか、経済的に困窮していたとか、家庭環境が理由で勉学に集中できなかったとか、そういうものではない。自分の不甲斐なさと社交性の乏しさ、力不足が原因なのだ。完全に自分の責任なので、文句を言う権利もなければ誰かのせいにできる立場でもない。
僕はクラスメイトたちと馴染めず小学校、中学校のほとんどの期間で不登校だった。勉強自体は特に問題はなかったので自宅学習を経て高校へと進学はできたが、もう何年も同年代の子たちと会話をしていなかった僕にまともな意思疎通が成り立つわけもなく、結局は逃げ出すようにというか、追い出されるような形で高校を中退。最終学歴は中卒だ。
大学や専門学校で『これを勉強したい!』という欲もなく、かといって『この仕事に就きたい!』という夢もない。なので高等学校卒業程度認定試験、いわゆる高卒認定試験、さらに略して高認を受けていなかった。仮に受けて合格していたとしても、そこから進学していなければ最終学歴は中卒のままではあるとはいえ、履歴書の学歴欄には高認には合格しましたと書けていたというのに。しかも試験はいつでもやってるわけではない。
今更そんな後悔をしても詮ないことだけれど。
以前の僕は、とりあえず働ければいいや、と中卒でも働けるところを探した結果、前の過酷な会社に流れ着いたわけである。その結果が病院エンドだ。
次の機会に高卒認定試験を受けに行く算段は立てているが、それまで何も動かないというわけにはいかない。さすがにもう家族に心配をかけたくないので働いても倒れないような会社を探しているのだが、やはり学歴という篩はどこの会社にも置いてあるようだ。書類選考の時点で落っことされる。今後のご健勝とご活躍をお祈り申し上げられてばかりだ。
もう多少倒れてもいいからとりあえず雇ってくれる会社に方向転換すべきかと考え始めていた折、選考通過のお知らせが『New Tale』から届いたのだった。嬉しいか嬉しくないかで言えばもちろん嬉しいが、どことなく複雑な心境である。
『New Tale』の担当者さんから届いたメッセージの、面接の日取りを決めたいのでいくつかご予定に合う日にちの候補を記入して返信してください、という文言を見て、思わず笑ってしまいそうになった。侮ってもらっては困る。こちとら書類審査すら通らない身の上であるぞ。予定なんてなにもない。スケジュール帳は真っ白だ。いつでも構わない。
丹念にクリアリングされたかのようなスケジュール帳などをわざわざ手元に出す意義も見出せないので確認もしないままに、選考通過の感謝の礼を述べたあと『貴社のご都合に合わせます』と書いて返信しておいた。きっと採用担当の人は『こいつニートじゃね?』と思うことだろう。疑いようも抗いようもないくらい家事手伝い兼自宅警備員なので反論の余地はない。
「あ、もうこんな時間なんだ。そろそろ出なくちゃ」
返信がつつがなく完了したことを確認すると、もういい時間だったのでデニムパンツと無地のTシャツの上に、薄手のジャケットを羽織って家を出る。意外と思われるかもしれないが僕はニートではあるけれど引きこもりではないのだ。
車を出して、高校まで礼ちゃんを迎えに行く。予定の合う時しか迎えには行けないけれど、学校まで送るのは礼ちゃんが中学校に通い始めた時から今まで、僕の入院期間中と特別な用事を除けば欠かしたことがない。礼ちゃんを朝の満員電車なんかに乗せられないからね。
高校の正門の目の前で車を乗りつけるのは、道がそれほど広くないこともあって通行の邪魔になるだろうし、無職の兄がクラスメイトに見つかりでもしたら礼ちゃんの学校生活に迷惑がかかる。なので高校から出て少し歩いた先にある大通りまで出てきてもらったところで礼ちゃんを拾う。
自宅までの帰り道、助手席に座る礼ちゃんに選考を通過したことを伝えると──
「ふふん、まあそうだよね。『NT』の採用担当にまともな感性を持つ人がいて良かったよ」
──などという、どの立場から物を言っているのかよくわからない言葉をいただいた。
共同制作した動画は、たしかに台本と編集の妙により、素人が演じたにしては上々のクオリティになったけれど、なんだこの自信。どこから湧いて出てくるのだろうか。でも腕を組んでどや顔する礼ちゃんはとてもキュートなのでよし。
まるで『当然の帰結である』と言わんばかりの態度をしていた礼ちゃんだったが、またしてもお祝いをすることになった。帰りに少し寄り道をして有名なお店でケーキを買って、またパーティーだ。
嬉しいけどね、嬉しいんだけどこんなに頻繁にするものでもないように思う。もしや礼ちゃん、お祝いと称してケーキを食べたいだけではないだろうか。
せっかくなので、ケーキを一人分多めに買って前回参加できなかった友人さんを途中で拾ってパーティーに加わってもらった。
余談だが、実物の友人さんは通話越しでのイメージとはかなり異なっていた。肩甲骨あたりくらいまである煌びやかな金髪をゆるくサイドに纏めていて、だらしなく見えない程度に制服を着崩していて、目にうるさくない絶妙なバランスでアクセサリーを身につけていた。一見、コンビニ前で屯している若者のようにも思えるが、その実、言葉遣いは丁寧だし礼節を弁えているとても良い子で、そしてなにより面白い子でもあった。
名前は吾妻夢結さん。吾妻山の吾妻に、夢を結うと書いて夢結と読む。
抱いていたイメージと外見の乖離に驚いて、その外見と礼ちゃんと喋っている時の差に慄いた。彼女の感情の高低差があまりにも激しくて酔いそうになったが、とても優しい子であった。これからも礼ちゃんと仲良くしてください。僕は壁紙か観葉植物にでもなってその光景を少し離れたところから眺める人生を送りたい。
一次選考を通っただけだというのになぜか既に一緒にVTuberをすると確信している礼ちゃんのはしゃぎっぷりに嬉しく感じつつ、別の道へのお誘いを吾妻さんに提案されたりして少々怯みながら、選考通過おめでとう会を閉幕し、吾妻さんをお家まで送り届けて、自分の部屋に戻る。
吾妻さんから礼ちゃんの学校での様子や、僕からは見えなかった角度からの礼ちゃんの話をたくさん聞けてお兄ちゃんは満足です。
パソコンに目を向けるとメッセージが届いていた。『New Tale』からである。レスポンス早いや。
『いつでも大丈夫という事でしたら、二日後の十五時からでもよろしいでしょうか?』
とのこと。レスポンスが早ければフットワークも軽い。
二日後というのはかなり急だけれど、かといって何の予定も用事も問題もない僕は丁寧な対応に感謝の意を添えて了承の旨を伝えた。次の就職先を探さないといけない僕にとっては、結果が早くわかったほうが何かとありがたい。
「……あ、そういえばスーツってどこにやったんだろう……」
入院してから見ていないような気がする、二年間ともに過酷な戦場を駆け抜けた相棒のことを思う。もし玄関で倒れた時のままであれば汚れていることだろう。状態がどうであれ、とりあえず一度クリーニングには出しておきたいが、今スーツはどこにいるのだろう。