表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

年越しラーメン(同棲社会人百合)

作者: 飛鳥井 作太


「来年の年越しの麺は、ラーメンにしようぜぃ」

 今まさに年越しそばをすすりながら、マイが言った。

「……鬼が大笑いするね」

 ずるるっ

 そばを一気に啜って言った。

「鬼まで笑顔にさせられるなんて私たち最強じゃん」

「私まで巻き込むなっつの。……まあ、でも」

 かつおと昆布の香りは最高だ。

 のど越しのいいそばも。

 けれど。

 肉厚のチャーシュー。

 濃厚な脂と醤油の香り。

「年越しラーメン。悪くないかもね」

 脳裏に描いたそれらもまた、最高なのだ。

「じゃ、けってーい!」

 私たちは、鬼を笑わせて、来年も一緒に居ることを密やかに誓い合う。


 END.


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ