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L村の怪異  作者: 厠谷化月
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『北Q物語』

『北Q物語』 折田宗楠 (雨岩学術文庫)

一部抜粋


一 北Q地方の南側に位置するL村は周囲を山に囲まれている。この村に入るには、北の真白木山と北西の猿ヶ山の間の街道を行くしかないが、この道を通っても、隣村から十四、五里ほどの距離がある。


二十五 L村の旧家は必ずマシッサマ(マシッサンとも)もしくは、ミエテサンというカミをまつっている。この二つの呼び名は違うが、その本質は変わらないようである。マシッサマについては十世紀にすでに記録されており、非常に古いカミだということがわかる。


二十六 マシッサマをまつる家は、マシッサマの家と呼ばれ、村人から尊敬されている。マシッサマを粗末に扱った家は必ず不幸があると言われ、村人は皆、一つ二つ、没落していった家の話を知っているものである。

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