ルールを守るつもりはあるか?
ルールが絶対だなんて言うつもりはありません。現実に沿わないルールは積極的に改正されるべきです。
ただし、どんなルールであっても、守る気の無い人は守らないし、ルールの意図するところを理解できない人はそもそも守ることが出来ません。
もう一つ言えば、理解はしていても能力の至らない人もやっぱりルールを守ることが出来ないんですね。
ルールを守らない、あるいは守れない人は、ルールによって守られることもありません。
ルールに想定されていない事態なんてものは、実はさほど珍しくない事だったりします。
特に日本では「好ましくない事態を想定する」事そのものを嫌う文化が蔓延しているので、実際にトラブルが発生すると当事者間で揉め事になるのが珍しくありません。
「うまく行かなかったらその時に考えればいいんだ」
で済ませてしまっている例が大勢を占めています。あとは、「誠意をもって解決に当たるべし」とかね?
いや、それで間に合った試しはないと思うのですが、どうでしょうか?
ルールが現実に適応しないなら可及的速やかに改正されるべきである。
それは間違いありません。頑なにルールを守る事に固執していたのでは、現実離れしていく一方です。
ただし、改正されたルールは遡って適用されるべきではありません。
改正されたルールに従って判定しなおしてくれというのは無茶な要求です。
ここら辺も、詳しい事は回を改めて。
自分好みのルールにしたかったら、ルールを作る側にならなければならない。
次回はこのあたりの事について。