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証拠はどこまで必要か?

 商品を発送した側に商品ページ通りの品物を発送したという事を第三者に証明する手段はなく、受け取った側にも梱包を解いた瞬間にどのような状態であったかを証明する手段はありません。


「どちらの言い分も確たる証拠の確保が事実上不可能なので、最終的に「言った」とか「言わない」の世界になってしまい立件が非常に困難である。」

 というのが、所轄警察署刑事課の担当官から聞かされた話です。

 まぁ、本音からすれば

『だから、そんな面倒くさい被害届なんか受理したくないんだよ!

ゴルァヽ(`д´ ヽ)』

という処なのでしょう。


 今回と同様のトラブルで以前相談に行った弁護士によれば、

「どうしてもというなら、梱包・開梱の際に第三者に立ち会ってもらうしかありませんね。」

との事でした。

 つまり、受け取るときには運んできた配達員やドライバー立会いの下で荷造りを解き、必要尾であれば開梱直後の状態を写真撮影するとか、発送する場合は集荷なら配達員やドライバーの目の前で写真を撮りながら箱詰めするとか、持ち込みの場合は局員や営業所職員に立ち会わせて同様に撮影しながら箱詰めするとか。

 そこまでやらないと刑事手続きや民事訴訟で認めてもらえる証拠としては採用されませんよ?という、ある意味非情な事実がそこにあったりします。


 なぜ配達員やドライバーであったり、局員や営業所の職員なのかというと、「利害関係にある従業員やアルバイト、同居している家族や親族などの証言は証拠として認めてもらえない」からですね。


  5年位前、当時まだ夜勤のアルバイトをしながら代理出品をしていた頃にあった、

「こっちは従業員3人が確認しているんだぞ!いう事聞かないと押しかけんぞ!!

(╬ಠ益ಠ)ゴルァ!!」

ってのは、今からすると応じる必要の全くないただの脅しに過ぎませんでしたね。

 当時はまだ、今ほど強靭なメンタルは獲得していなかったので、押しかけられてきた時の面倒くささに負けて返品返金を受け入れてしまいましたが、返送されてきたのは文字通りのガラクタでした。

 この件はいずれまた記事にするとして、そうそう、証拠の話でしたね。


 まぁ、決定的な証拠能力には欠けますが、梱包直前の1式揃った状態の品物の写真は撮影しておくようにしています。

σ(・・*)

 商品ページに記載しないこともありますが、シリアルナンバーやロットナンバーがあればその部分の写真も撮影して保管しています。


 なぜそんな事をしているかというと、「この通りに間違いなく発送していますよ」という言い分に説得力を持たせるためですね。

「念のために受け取った品物の写真を送ってください。」

とお願いすると、同型品のジャンクの写真とか、受け取った品物から部品を外した状態の物を撮影して送ってくるおバカさんがいるからです。


「直付電源ケーブルが切断されている」というクレームが何度かありましたが、いくらジャンク扱いでも商品写真撮影後に電源ケーブル切って送るような事はしませんて。

 リヤパネルにシリアルナンバーと電源ケーブルがある商品なので、切断されていたという電源ケーブルの根元とシリアルナンバーが一緒に写っている写真を要求したら、落札品の電源ケーブルを本当に切断してある写真を送ってきた大バカさんが一人いましたね。

 もちろん、そんなもの認めるはずがありませんでしたけどね。


 さて、件の自称オーディオマニアはこの「梱包直前の写真撮影」を、「詐欺を行うための周到な段取り」と断じ、さらには「たった三万程度でよくここまでやるよな」と嘲笑っています。

 あれ?“たかが3万円程度の事”についてあちこちに書き込みをしたり、架空の被害届もどきを送り付けたりしているのは誰だっけ?


 

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