お客様は神様です?
「お客様は神様です!」
と、高らかに歌い上げたのは三波春夫でしたかねぇ?
いやねぇ、別に神様でも何でもかまわないんですけどねぇ?
それならそれで、神様扱いしてもらえるに相応しいだけの品格を身に付けて欲しいものですね?
どんな「店」でも「会場」でも、その「場所」なりのルールがあるんで、ルールに従う気がないのであれば、そもそも「お客様」ではありません。
まぁ、確かにハウスルールの上位には「民法」とか「商法」とか、もっと言っちゃうと「憲法」とか「国際法」とかが有ったりする訳なんですけどもね。
ルールってのは、基本的に「どのような場合に」「何を」「どう扱うのか」を定めている物です。
だから、何がどう定められているかを理解していないと、肝心なときに一つも役に立ってくれません。
例えば、「警察呼ぶぞ!」とか、「訴えるぞ!」とかはよく使われる脅し文句ですが、概ねただの脅し文句ですね。実効性はほとんどありません。
実際に訴えてみようとすれば良く分かります。制度としては有効でも、些細なトラブルで気軽に使えるようにはできていないのが現実です。
中には、
「ルールなんか知ったことか!俺が神だ、絶対だ‼」
っていう人も居たりしますが、そういう人に限って自己評価の著しく低い気の毒な御仁だったりするんです。
そう言えば、「神様」とはいったいどんな存在なんでしたっけ?
いわゆる「神話」に登場するような神々は、自由奔放で気まぐれだったり、必ずしも理性的ではなかったりするので、そういった意味では悪質クレーマーに近いのかもしれません。
ですが、日常的に神話の神々と近しい言動をする人には、ほとんどの場合何の裏付けもありません。
ただ、「して欲しい事を、して欲しいようにやって貰うには、どんな頼み方をすれば良いか」を知らないか、理解していないだけです。
まぁ、神様のように敬って欲しいなら、それに相応しいだけの品格を身に付けて欲しいものだと。
それだけの事なんですけどね?