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着陸!

黒天龍王(ジークフリート)との激戦を繰り広げ、なんとか勝利?した。


だが、代償として肩に大怪我を負ってしまった。


激痛に悩ませながらも着陸地点を探していると芝生が生い茂る平原を見つけた。


少し凸凹しているが贅沢はいってられない。俺はもう意識を失いかけていた。ハンドルを握る手も力が入らなくなっている。


「く、もう少しだ……頑張れ俺……」


残りの力全部を操縦桿に込める。その間に肩からは血が溢れ出ている。もう、ここまでくると血が出ていることなんてどうとも思わない。痛みは無く、ただ生暖かい感じがするだけだ。


「車輪展開!」


車輪を下ろし、着陸態勢に入る。先ほどの戦闘で車輪がやられたかもしれないと思ったがどうやら無事だった様だ。


地上まであと、数十メートル。段々と地面が近づいてくる。今までは、空母には着陸させたことはあるが地上には着陸させたことがない。だから、慎重にやらねばならない。


そして……


「着陸!」


ゴゴガガガ!!


車輪が地面に擦れる。


着陸の衝撃は相当なものだった。地面に触れた瞬間にドン!と機体が大きく揺れ、座席から少し浮いてしまった。


着陸には成功したが、まだ、零戦は止まらない。そのまま、草原を走りつづけている。

着陸の寸前に上空でエンジンを少しつづ弱くしなければならないのだが、エンジンを止めるのを忘れていた。


「止まれーー!」


急いでエンジンを止める。だが、遅すぎた。そして、目の前の木に……


ドーン!!


衝突した。


その衝撃で、俺は気絶してしまった。幸い、ベルトをしていたので吹っ飛ぶことはなかった。だが、今の衝撃で何処かの骨を折ってしまった。


運がいいことに、爆発はしなかった。あと少しで、特攻になるところではあった。






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