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え!?ここは、あの、あそこだ!!!
翼に手をひかれ来たのは…
「ラブ…ホ…テル…。」
「そう!理央ちゃん、俺といい事しよう?」
えー!?うそやん、うそやん!
いきなり関西弁なったし!
「い、いや…です…。」
「そう言わずにさ!優しくするからね。」
そーゆー問題じゃねぇーよ!
「やめて下さい!」
「つべこべ言わずに、行くんだよっ!!!」
いきなり翼の声が変わった。低くなったし迫力が違う。
その時だった。
－ガシッ－
そんな音がとても似合う。そう。私の腕は誰かにつかまれた。
「…廉…。」
「あ?あのモテモテ野郎か。何の用?」
「離せよ。」
「あぁ?お前はあの女どもと遊んでろよ。」
「理央は俺の女だ。手出すな。」
そう言って、廉は私を引っ張った。
そして、路地裏まで走った。
翼が見えなくなるところまで…。
「俺の女」…。やばい、嬉しい!
