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元カノの君
廉side
「おっはよー!」
テンションの高いあいさつ。
その声の持ちぬしは俺の彼女。いや、元カノ、理央だ。
んで、そんなに元気なんだよ…。
やっぱ俺のことがどうでもよかったのか?
いや…けど、昨日大河と話したこと、それは
「もう1度、理央に告白する。本当のことを話す。」
よし!りおに話しかけよう!
理央の席まで行く。
すると…
「あ!先生!この前の宿題分かんなかったんですけど~!」
って席から離れた。
絶対、ウソ。理央は勉強が得意。分かんないわけない。
くそ。
完全さけられてる。
しょーがない。無理矢理でも話する。
そして…先生に質問を終えて教室に戻ってきた理央を待ち構え、
「ちょっと来い。」
と言って、腕をつかんだ。
「やめてよ!何すんのよ!」
理央は叫んだが、無視した。
「っるせ。こいっつてんだろ。だまって、来い。」