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第3章 遺品と側近の比較
両者に残る遺物や側近の構成を対比してみる。
義経の愛刀「蝦夷守藤原宗家作」「小烏丸」などの名刀は、後世に鴉を示す文様が彫られている。一方、チンギス・ハンの佩刀として知られる「ジギト・ソード」は黒染めの鞘と烏紋の鍔を備えるとされる。
また、義経の郎党は弁慶、常盤、静御前ら個性豊かな集団で、東北地方の豪族との結びつきを強めた。チンギス・ハンの側近ジョチ、チャガタイ、ウルスなども諸部族を束ねた調整役であり、特にジョチは義経の嫡男・義高伝承と重なる。
側近同士の任命・託宣儀礼に共通性が見られ、両者のネットワークは部族から地域豪族までの統治術に類似点を示す。




