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金田ニ新ニの事件簿

作者:
掲載日:2025/08/29

ここは、とある人里離れた洋館

先日亡くなった大富豪、萬金富男の遺言が公表される日



集まったのは、若い美貌の後妻、売れない画家の長男、事業に失敗した次男と妖艶な妻、既に亡くなった娘と息子、美貌の執事(実は後妻とできている)、おっちょこちょいな女中


そして無関係な我らが高校生探偵、

金田ニ新ニ!


皆が集まった部屋に、遺言を預かった住み込みの介護士が登場する。

「こちらが遺言になります」

古ぼけたカセットテープの機械を置いた。



カチッ…

「このテープが再生されたということは、私はしんだということだろう。

私の財産は、一人だけに贈与する!

それ以外にはびた一文たりともやらん!

無一文で出てってもらおう

この屋敷の中、一週間で全財産を受けとる者を決めるがよい!わはははははは!」



沈黙が場を支配する

萬金は武器コレクター。この屋敷内にはいたるところに斧や刀、猟銃が飾ってある。

美貌の後妻は舐めるように回りを見渡した

次男の目がギョロギョロと動いた

次男の妻は、執事と結託しようという心積もり

長男は無一文で放り出されると困るので、身を守ろうとしているようだ。こっそり猟銃のありかを確認した


皆が皆、怯えて、お互いを警戒した

さっきまで談笑していた相手からも命を狙われるようになるのか、、、


その時、金田ニが口を開いた




「おカネ、もらえますよ~」



ばっと皆が金田ニを振り返った。

「その遺言、音声なので無効ですね。皆さんには法定相続分、ちゃんと遺産が行きますよ。もちろんお孫さんにも~。」




その場は解散!

皆、帰宅の途に就き、それぞれの生活に戻りましたとさ。チャンチャン


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