金田ニ新ニの事件簿
ここは、とある人里離れた洋館
先日亡くなった大富豪、萬金富男の遺言が公表される日
集まったのは、若い美貌の後妻、売れない画家の長男、事業に失敗した次男と妖艶な妻、既に亡くなった娘と息子、美貌の執事(実は後妻とできている)、おっちょこちょいな女中
そして無関係な我らが高校生探偵、
金田ニ新ニ!
皆が集まった部屋に、遺言を預かった住み込みの介護士が登場する。
「こちらが遺言になります」
古ぼけたカセットテープの機械を置いた。
カチッ…
「このテープが再生されたということは、私はしんだということだろう。
私の財産は、一人だけに贈与する!
それ以外にはびた一文たりともやらん!
無一文で出てってもらおう
この屋敷の中、一週間で全財産を受けとる者を決めるがよい!わはははははは!」
沈黙が場を支配する
萬金は武器コレクター。この屋敷内にはいたるところに斧や刀、猟銃が飾ってある。
美貌の後妻は舐めるように回りを見渡した
次男の目がギョロギョロと動いた
次男の妻は、執事と結託しようという心積もり
長男は無一文で放り出されると困るので、身を守ろうとしているようだ。こっそり猟銃のありかを確認した
皆が皆、怯えて、お互いを警戒した
さっきまで談笑していた相手からも命を狙われるようになるのか、、、
その時、金田ニが口を開いた
「おカネ、もらえますよ~」
ばっと皆が金田ニを振り返った。
「その遺言、音声なので無効ですね。皆さんには法定相続分、ちゃんと遺産が行きますよ。もちろんお孫さんにも~。」
その場は解散!
皆、帰宅の途に就き、それぞれの生活に戻りましたとさ。チャンチャン




