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動物の抱き枕になっている夢を見た。大きくて、ふわふわで、撫でると嬉しそうに……

嬉しそうに目を細める麗人がいる。

「手が止まっているけど。」

引っ込めようとした手は掴まれ距離を置きたいのに抱きしめられてそれも叶わない。

「泊めてもらったお礼をしてくれていたんでしょう。」

「すみません、寝ぼけていたので。」

「ならお礼がほしいな。食事と風呂と温かい寝床を提供してくれた人に君ができるお礼はなんだろうね。寝ぼけていてもできるんだから。」

「料理でも掃除でもするので許してもらえませんか。」

「許さない。」

追い出されないためにも、言うことを聞くしかないらしい。ふわふわの頭を撫でていると伊織さんは再び眠ってしまった。4手を掴んでいた右手も腰に回され布団から抜け出すこともできず、気がつけば眠っていた。



再び目を覚ました時、隣で眠っていた人はいなくなっていた。障子越しに陽の光がぼんやりと部屋に差し込んでいる。思ったよりも長く眠ってしまったのかもしれない。外の様子を確認しようと障子を開けると目の前に広がったのは雪国のような景色だった。

「おはよう。雪がこんなに降るなんて珍しいね。君は本当に運が良かったよ。流石にこの中を歩いて君を送っていくのは私でも難しい。雪が溶けるまではうちに泊まっていくといい。」

いつの間にか部屋に入ってきた麗人はそう言うと今まで見た気ともない満面の笑みを向けた。

旅館のあのスペース越しに雪景色のイメージです。

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