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更新は不定期です。作品自体長くはならないと思います。読み返すことが苦手なので誤字があっても気づいていないかもしれません。

「動物の鳴き声かと思ったのだけれど、見に来てよかったよ。まさかか弱いお嬢さんが泣いているとはね。」

背負われるのもお姫様抱っこも固辞した結果、彼女は森の中、手を引かれて歩くことになった。

「本当に助かりました。感謝してもしきれません。それで、あとどれくらいで森をで出られるのでしょうか。」

彼女の問いかけに麗人は微笑んだ。

「君は自分が思っているより森の奥深くまで来てしまっていたんだ、今から家まで送り届けるのは体力的にも厳しいんじゃないかな。だから、今夜はうちに泊まっていくといい。普段から森で一人だからかわいいお客さんは大歓迎。」

「でも、これ以上ご迷惑をおかけするわけには……道だけでも教えていただければ、一人で帰れますから。お姉さんにはまた後日改めてお礼の品を持ってお訪ねします。」

離そうと緩めた手は手首を掴まれ、自分より15cmほど上にある顔がこちらを覗き込む。 「一人で迷い込んで泣いていた子の言うことは信じられないな。それに、そうやって拒絶されるとまた傷つく。私を男と間違えて手を振り払う君に心を傷つけられてしまった。礼の仕方がわからないのなら私の家に泊まることが礼だと思えばいい。」

自分が傷つけてしまったのは事実だ。ここから一人で帰るのも現実的ではない。同性なのだから何か危害を加えられることもないだろう。何より目の前の人をこれ以上悲しませることも望んでいない。

「わかりました。一泊だけ、お世話になります。それであなたが元気になってくださるのなら。」

直前の悲しみから満ちた顔から一変、麗人は輝くようま笑顔を彼女に向けた。

「君ならきっとここで帰るなんて言わず、私の心の傷を癒してくれると思ったよ。」

掴まれた手首は離されず、鼻歌混じりの麗人に連れてこられた先には小さな家が建っていた。

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