ほならワイにも小説書けるんちゃうん?
無理でした。
みなさまどうも。ゴミです。ゴミ虫です。
この度は虫ケラのくせして陽の光を浴びようとし大変申し訳ありませんでした。
……っはい。
ネガティブモードはここまでにしまして何故私が投稿しもせずに筆を折ったのか、その経緯を綴らせていただきます。
事の発端は各種SNS,ネット掲示板で見かける「そこまで言うんだったらお前がやってみろよこのかっぺ」「お前の作品がこの作品より売れたら面下げたるわ。まあ商業化すらせんやろけど」等のコメント。
通称、「ほならね理論」
某youtuberが起源だったり、ネットで昔から賛否の別れる論法だったり、最近だとSNSで有名人がこの論法を数文字で真っ向から擂り潰すという爽快な立ち振る舞いをして再び注目されるようになったこのほならね理論。
この理論は一時期なろう小説を始めとするネット小説関連の話題で討論、口論、喧嘩、レスバをする際に多用され、今でも用いられています。
ほならね理論が正しいかどうか、詭弁であるかどうか、私は頭が悪いのでよくわかりません。
が、こんな私でも“「ネット小説は誰でも簡単に書けるものだ」と思っている人が少なくない”ことは容易に理解できました。
そうか。小説は誰でも簡単に書けるのか。
試しに私も小説を書いてみようかな。
そう思い筆を執って数日。
「つ……辛い……ッ。3000文字書くのが辛いッ……10000文字なんて到底書けないッ!!」
はい。
私は筆を折りました。
筆を折った時、心の中で爪楊枝の折れる音がしたので如何に私がクソザコメンタルなのか皆様にもご理解いただけたと思います。
さて、なろうで散見されるありきたりな事例の仲間入りを果たした私ですが、一体何故このようなことになってしまったのか。
私が執筆を途中で諦めた要因を以下に書いていきます。
① プライドが高すぎた。
いい作品を書いてやろう洒落た作品を書いてやろうと躍起になって、ハードルを高くしてしまった結果、理想だけが先行し現実や実力が置き去りにされてしまいました。(いや、置き去りにしたのは私なのですが)
② 設定が甘い&多い&整理されていないため、矛盾や不自然な点が生ずる。
理想が高いが故に後先考えず書きたいものを書いた結果、矛盾や不自然な点が生じ、それを打ち消すために新キャラや新設定を後付けするというその場しのぎの処置を繰り返し、後付けが更に矛盾を産んで首が締まってしまいました。
③ やっぱりプライドが高すぎた。
プライドが高すぎるが故に一話あたりうん千文字も書かなきゃならない、クオリティも毎話高くなければならないと思ってしまい、その自縄自縛が辛くて私は執筆途中で筆を折り、やはりプライドが高すぎるが故に中途半端な作品未満の何かが存在することが許せず、直ぐに全てを忘れ去りたいという衝動に駆られて全文消去し、執筆意欲がほぼ消滅しました。
はい。
もうこれを書いているこの段階で辛いです。
なんでストレスを発散させようとして小説を書いていた筈なのに自分で自分の心をえぐっているのでしょうか。
なんかタイトルで猛虎弁を使っていることにも罪悪感を感じてきました。
また衝動でこのエッセイを消してしまう前になけなしの執筆意欲でまとめたいと思います。
小説は誰にでも書けるものじゃない、とまでは言いませんが、なろうで目にするような小説を書き上げるのは誰にだってできることではないようです。
少なくとも私には無理でした。
人様に見せるなんて以ての外です。
実際に小説に挑戦してみて初めてこのサイトに小説を投稿する人の凄みが分かりました。
でもこれだけ小説を作り上げるのが苦しいと言っている私ですが不思議と書いている途中は、妄想に更けている間は楽しかったんですよね。
架空の世界の設定をプロット上に細かく造り上げるのが特に楽しかったです。
きっと私はストーリーではなく世界観が好きな設定厨だったのでしょう。
まだ小説を書いたことのないそこのあなた。
人様に見せられるちゃんとしたものを完成させようとすると辛いけど、誰にも見せず思いついたままを書き殴って気に入らなくなったら消し、書いては消しを繰り返す分には楽しいので是非やってみてください。
ほら、よくイルカが自分で作ったバブルリングを自分でくぐって壊す遊びをしてるじゃないですか。
あれです。
私のように文才の無い人間にはこのくらいが丁度良いのかもしれません。
以上、なんかいい感じのオチに持ってこうとして盛大に滑ったゴミでした。
それではまたどこかで。