表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/16

第12話 第二関門・絶対音感区画



 続いての第二関門。


 ここでは悪役令嬢さんと、お姫様達に頑張ってもらいましょう。


 この世界がどの世界か分からないけど、乙女ゲームの世界では悪役令嬢と和解するルートがあります。


 その時、悪役令嬢の得意分野が判明するんですよ。


 それが、絶対音感。


 聞いた音の高さを当ててしまう能力があるのです。


 今うろついている区画では、口笛大好きさん達が見回っています。


 三人程いるんですが、よく聞くとそれぞれ吹いている音程が違うんですよね。


 このシチュエーション。ゲームでは俯瞰で見てました。

 迷宮を上から眺めていたので、楽でしたよ。


 それに時間制限もありませんでしたし。


 ゆっくり口笛を聞きながら、見張りの数を見極めて、敵の行動を予測し主人公達を移動させていきました。


 でも、現実では俯瞰で見る事はできません。

 時間も限られてます。


 ですから、せめて見回りが三人いるという事を伝えておきたいのです。


 耳をちょんちょんタッチ。


 出番ですよ、悪役令嬢さん。


 悪役令嬢は、首を傾げつつも仲間と相談。


 頭の良い主人公達と考えた末、正解を導きだして、耳をすませます。

 ややあって、見回りの数を当ててました。


 そうそう、三人にだけ気を配っていればいいんです。


 この区画、音が反響する構造なのか、色々響いてます。


 彼女の力が無かったら、もっと多くの見回りがいると錯覚していたかもしれませんね。


 主人公達は時に見回りの目を盗み、時に先手必勝で瞬殺しながら進んでいきます。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ