捨てれない思い出
軽いジンとの手合わせは、本当に感覚を取り戻すのに役に立った。
やはり、ジンは強い。
剣筋からして違う。
ライガは、戦って勝てるのか不安になった。
反応が速く、ライガの剣をことごとくいなし、躱し、流し、払う。
ライガはヒロキの期待もあるところ申し訳ないが、勝てる自信が無かった。
キョウの家に戻ると、ミラが飛びついてきた。
よほど寂しかったらしく、不安そうな顔でライガを見ていた。
「安心しろ。こいつは俺に勝てる。」
ジンはライガの不安など関係なく断言した。
ライガはこの人は何を言っているんだと思い、思わずジンを見た。
「…帝国騎士団団長として、俺の命は…これだ。」
ジンは自分の顔に巻かれた包帯を指した。
ヒロキは、ライガにジンの顔を見て、目を見て話して欲しいと言っていたのを思い出した。
「…それが、あなたの呪縛なんですね。」
ライガはジンが望んでいる負けを理解した。
そして、戦い方も。
「殺す気で来い。俺も全力で応える。」
ジンはライガの方を向いていた。
二人が帰ってきたことを確認すると、キョウが家の奥から出てきた。
「ご飯が出来ています。疲れたでしょう。」
キョウは二人に優しく笑いかけた。
ライガたちは、家の居間に向かった。
机には、野菜の炒め物や焼いた厚切り肉、硬いパンを御伴にしたミルクのスープなど、家庭的なご飯が並べられていた。
いい匂いと美味しそうな見た目にライガは早く食べたいと思った。
ミラはライガを見てにこりと笑った。
「どうした?急に笑って…」
ライガはミラの笑顔の意味が分からなかった。
「ふふ。私も手伝ったの。キョウさんが教えてくれて…」
ミラはキョウを見て頷き合いながら言った。
「そうなんですか?…楽しみだな。」
ライガは思わずミラか目を逸らした。
「今…少し不安だと思ったでしょ?」
ミラはライガの行動に目を光らせて言った。
「…そんな…そうです。」
ライガは否定しようとしたが、ミラが顔を覗き込んできてあっさり認めた。
「…どうでもいいが、早く食べないのか?」
ジンは二人のやり取りを聞いて呆れたように訊いた。
「…いただきます。」
ライガは照れくさくなり、慌てて食べ始めた。
ミラはライガが食べるところを見て嬉しそうに目を細めていた。
ドンドン
玄関の方からドアを叩く音が聞こえる。
キョウは溜息をついた。
「…こんな時間に何事ですかね…」
首を傾げながら玄関に向かった。
「…いただきます。」
ジンは手を合わせてミラの方を見た。
どうやらミラに言っているようだ。彼は律義だなとライガは思った。
ミラは驚いた顔をしたが、嬉しそうにジンに微笑んだ。
暫く二人が食事をとる音が響いた。
沈黙というよりかは、疲れと空腹でひたすら食べていた。
食事は勿論おいしかった。
「なんだと!?本気か?」
玄関の方から不穏な声が聞こえた。
キョウが何やら怒鳴っている。
「いや…族長の意見を聞きたいだけだ。ただ…族長以外の意見はもう一致している。」
キョウではない男の声が聞こえた。
「というより、族長関係なしに決めて欲しいんだけど?私たちだっていつまでもこんなところで暮らしたくないのよ。」
次は女の声だ。
「待ってください。今は…」
キョウは宥めるように言っていた。
ジンは険しい顔をしている。ライガもただ事ではない気がしてきた。
「誰かいるの?一族に無断で人を呼ぶ何て…信頼っていうものは無いの?」
女がキョウを責めるように言った。
ライガは申し訳ない気になった。
自分のせいでキョウが一族の者から責められている気がして。
ドスドス
玄関の方から人が乗り込む音が聞こえる。
どうやら誰かが家に乗り込んだようだ。
ライガは慌ててミラを隠そうとした。
ジンは置いていた剣に手をかけた。
「やっぱり、帝国の犬がいるのね。」
入ってきたのは、女だった。ジンを見て顔を歪めていた。
黒髪と外に出る仕事をしているのか健康的に焼けた小麦色の肌、そして鑑目。
顔立ちが誰かに似ている気がした。
彼女はライガと同い年か、少し年上だろう。
女はライガを見つけて顔を歪めた。
「信じられない。部外者じゃない!?」
ライガを指さし、非難するように言った。
鑑目を見てはいけない。
ライガは自然に接していけるミラとキョウとしか接していなかったため油断した。
「ミラに似ている…」
ライガは言った後、慌てて女から目を逸らした。
女は驚いた顔をした。
「何で…?何で知っているの?」
女はジンの方を向いた。
「出て行け。他人の家に勝手に上がり込むなと教育されなかったのか?」
ジンは黙って、女に辛らつな言葉を吐いた。
「帝国の犬のくせに…。一族との友好な関係を保ちたいなら、その包帯外しなさいよ。」
女はジンを睨んだ。
ライガはミラを庇う形で立っていた。ミラはライガの後ろにいる。
今も震える手でライガの服の裾を掴んでいる。
ライガは手を後ろに回し、ミラの震える手を握った。そして、女の目を見ないように、下を見ていた。
「お話は明日以降聞きます。」
女の後ろにキョウが立っていた。
女はキョウを見ると舌打ちをした。
「…そうね。部外者もいて、帝国の犬もいるなら、後の方がいいわね。」
女はキョウから目を逸らしながら言った。
ライガはジンを見た。ジンも何か思ったようで険しい顔をしている。
女が出て行って、家の中は静かになった。
人の気配が無くなったら、ライガは溜息をついた。
ジンは険しい顔をしたままだった。
ライガは後ろのミラの手が震えているのに気付いた。
そういえば、あの女性はミラに似ていると言ったら、何で知っているのかと驚いていた。
「…もう大丈夫だ。ミラ。」
ライガはミラの方を見て言った。
ミラはライガの背中に張り付いていた。
「…すまん。俺も予想外だった。」
ジンが申し訳なさそうにミラに謝った。
キョウも同じように頭を下げた。
「…今の人って…」
ライガは女性がミラの知り合いであることを考えた。
ただ、彼女の見た目と…
「私の…姉。」
ミラは震える声で言った。
「…お姉さん…」
ライガは呟いた。
そうだ、お宝様は次女だった。上に姉がいるはずなのだ。
「…明日、どんな結果になっても俺たちは出て行こう。」
ライガはミラを見た。
ミラは嬉しそうに笑ったが、悲しそうでもあった。
「そのほうがいいな。」
ジンもライガに賛成していた。
キョウも頷いていた。
「…ただ、あいつ等の話…俺達がいてはダメだということだが…」
ジンはどうやら一族がキョウにどんな話を持ってきたのか気になったようだ。
確かにライガも気になるが、ミラの方が大事だ。
キョウは難しそうな顔をした。
「…団長殿にだけ、後で話します。」
キョウも分かっているようだ。ライガはミラを優先することを。
一族の問題よりも、ミラが大事。当然だが、これで関わろうとするのを避けているのは仕方ないと思っているようだ。
暗い夜空。
月が出ているならいつもは明るいが、なぜか今日は月よりも雲の暗さが目立ち、ひたすら重く暗かった。
なけなしの月明かりを浴びて、とある屋敷の上で一つの人影が動いていた。
その人影は、屋敷の中の何かを確認していた。
腰に二本の剣を持ち、長袖とズボンにブーツを履いた格好だった。
やけに身軽で目立たない恰好だが、派手な真っ赤な髪のお陰で目立つ。
ただ、暗闇には関係ない。
屋敷の上にいる人影、リランは舌打ちをした。
「…ここもか…」
呟くと、素早く屋敷の居間の窓から中に滑りこんだ。
飛び込んだ屋敷の居間は血だまりだった。
屋敷の主とその家族が、喉を斬られて死んでいる。
手際の良さから、相当慣れている。
「…今度はましに生きろよ。」
リランはこと切れた屋敷の主に吐き捨てるように言った。
カタ
廊下の方からする音を聞き、リランは剣に手をかけ向かった。
足音を殺すが、素早い動きでリランは廊下を走った。
くつの底面が柔らかいのか、響く硬い音は鳴らなかった。
リランは慣れたように剣を二つ握った。
両手に剣を握り、ゆっくりと引き抜く。
ガキン
廊下の影から、剣を持った屋敷の警備が飛び出した。
リランは右の剣で受け止め、左の剣で斬りつけた。
右の剣と噛み合わないように、左で斬りつける時、右を素早く引いた。
そして、右の剣で警備の喉を切り裂いた。
最初の金属音以外、肉が切れる音と地が飛び散る音だった。
リランは、目の前で血だまりを作る警備に目もくれず、また歩き出した。
いや、歩みは止めていない。ただ、何か目的を持ったように走り出した。
両手の剣についた血を払うようにリランを両方の剣を振った。
そして、屋敷の玄関部分についた。
彼がいた三階部分まで天井が吹き抜けになっており、階段で降りられ、玄関の入り口が見える。
リランはそこから階段の下を見た。
そこには、さらに複数の警備がいた。
彼等はリランを見て慌てて剣を構えた。
リランは、滑るように階段を駆け下りた。
すれ違う者たち、両手で斬りつけながら走った。
単純な狙いだった。
リランは首を狙い素早く斬り付ける。
吹き出す血など、彼はもう気にしなかった。
数分で屋敷の中で生きているのは彼だけになった。
リランは屋敷の裏口に回り、外に出た。
「…やっぱり、順番か…」
リランは考え込むように呟きながら外に出た。
暗い夜空、血の匂いを漂わせたリランは明らかに異質だった。
だが、暗く人通りの少ない貴族街ではそんなことを気にする必要は無い。
血で汚れた剣の血を払うようにリランは剣を振った。
辺りに、剣についた血が舞った。
「!?」
リランは何かに気付いて、振っていた剣を構えた。
影から、誰かが出てきた。
ザリ
という足音と、ガシャンという足音が聞こえた。
「…お前だったか。」
声を聞いてリランは剣を収めた。
「…アレックスさん。」
リランは、屋敷の裏で待ち受けていたアレックスを見た。
アレックスは帝国騎士団の鎧を身に付けている。腰には剣を差している。
それとは別に、なにやら布に包まれた剣を持っていた。
「剣を二つ使うようになったのか…きちんとモノになっているな。」
アレックスはリランが屋敷でどのような戦い方をしたのか見ていたようだ。
「説教ですか?」
リランはアレックスを睨んだ。
「さあ…、お前が殺したのは、帝国に潜入していた皇国の兵士だ。」
アレックスは溜息をついた。
「知っていたのですか?」
リランは歯軋りをした。
「騎士たちがやる気のない捜査しかしないから俺が調べるしかないんだ。ましてや、お前等のせいで、貴族様たちは騎士団に泣きついてくる。警備事情は調査する。」
アレックスはリランを宥めるように言った。
「…何で騎士団にいるんですか?」
リランはアレックスに訊いた。
どうやら彼は、アレックスが騎士団にいることが理解できないようだ。
「ヒロキさんも、ミヤビも、アランも…今は王城の騎士団施設に安置されている。誰かがいてやらないとダメだろ。」
アレックスは当然のように言った。
「いてやらないと…?」
リランは納得が出来ないようだ。
「まあ、団長代理を頼まれたからってのもある。」
アレックスは困ったように笑った。
「…それは、団長からですか?」
リランはアレックスを見て呆れた。
「そうだ。」
「仕事を投げ出してどっかに行っている無責任な人です。」
リランは吐き捨てるように言った。
「大切な存在の死で壊れてしまった。大人しく騎士でいることはできない。」
アレックスはリランを見た。
リランは黙った。
アレックスの言うジンのことは、リランにも全く該当することだ。
「…それだけで?アレックスさんって、そこまで団長信者でしたか?」
「まさか?怖くて仕方ない。…けど、誰かがいないといけないんだ。」
アレックスは寂しそうに言った。
「…わかりません。」
リランは首を振った。
「別に分かってもらう必要は無い。今は、お前にこれを渡しに来た。」
アレックスは持っていた布に包まれた剣をリランに差し出した。
リランは首を傾げて剣を見た。
「…アランを殺した剣だ。」
「…これが…どうして」
リランはアレックスを見た。やはりリランは、アレックスが理解できないようだ。
「アランを見てやれ。」
アレックスはリランの肩を叩いた。
ライガ:
主人公。帝国騎士団の精鋭部隊に所属する。小さいころからミラを守る立場にいた。短い栗色の髪をした茶色の目をした青年。ミラと深く愛し合っており、彼女が絡むことには若干頭に血が上りやすい。ミラと逃げる。彼女に求婚し晴れて結ばれる。父が前騎士団団長で行方不明。マルコムとの戦いで重傷を負う。
ミラ:
ヒロイン。「お宝様」と呼ばれ、鑑目を持つ少女。真っ黒な髪と真っ黒な目をしている。王子に嫁ぐことが決まっていた。ライガと深く愛し合っており、彼と逃げる。晴れてライガと結ばれる。
ジン:
帝国騎士団団長。歴代最強と言われた前騎士団団長であるライガの父を決闘で破り、最年少で団長に就く。栗色の長い髪を束ねており、瞳の色は顔にかかる包帯のせいで分からないが、色が白く線の細い輪郭をしている。剣の腕はまさに帝国一と言われるほどである。王族の人間だが、王族に対して冷ややか。副団長のヒロキに精神的に依存していた。ライガとミラを一族の村に運び匿おうとする。母親は王族に嫁いだお宝様だった。
マルコム(マルコム・トリ・デ・ブロック):
精鋭部隊の一員。瞳も髪も茶色で中性的で幼い顔立ち。オールバックの髪型で、優し気な顔立ちをしている。ライガとの戦いで右頬から右耳にかけて残る傷を負った。国境の貴族ブロック伯爵の息子。槍使いで、顔からは想像し難いほど筋肉質で高い身体能力を持っており誇っている。力主義が強く、弱い者を尊重しない面が強い。尊敬していたライガの裏切りに激怒していたが、騎士として彼に戦いを挑み彼に敗れたことや、自分の父が騒動の黒幕に加担していると考えたことから、騎士を辞めることを決める。
アレックス
精鋭部隊の一員。ライガの先輩。ジンの代理で全体の指揮を任され、新団長として指名される。長い金髪と緑色の瞳で顔立ちがはっきりしている。普段の生活態度とは違い、堅実で手堅い戦い方をする。また、派手な様子からは察せられないほどの苦労人。サンズ同様に戦場経験者。自分よりも若い隊員の死や、それによって追い詰められている仲間達を見て心を痛めている。頑なに帝国騎士団としての行動にこだわる。
サンズ(サンズ・デ・フロレンス):
精鋭部隊の一員。ライガの先輩。硬そうな短い黒髪をして目も黒く、彫が深くて眉が太く骨骨しい輪郭をしている。見た目通り力が強く、騎士団一の怪力を誇る。王都の貴族で父が公爵だが階級意識が無い騎士団を好む。文学青年でロマンチスト。先輩のアレックスと親友。精鋭では数少ない戦場経験者。仲間の死で精神的に参っているのに加え、自分が面倒を見ていたアランの死で本格的に心を病み、騎士団を休む状態になる。
リラン:
精鋭部隊の一員。ライガの後輩。アランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は赤。アランと二人で「赤蠅」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。双子の弟アランの死に精神的に崩壊し始め、マルコムと共に騎士団とは別に動く。兄。
チャーリー:
フロレンス家の執事。精鋭部隊に協力的。
キョウ:
鑑目の一族の族長。ライガたちを匿ってくれている。ジンの祖父。
アシ:
隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。大きい目と大きい鼻が特徴的な顔の造りをしている。小刀を使う。ライガの逃亡に協力的だが、真意が測れず怪しい。ヒロキに剣で追い詰められたことや、彼の剣技に魅せられ囚われている。
イシュ:
隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。彫が深く、目が細く鋭い。弓を使う。ライガとマルコムの潰し合いを望み、隙を見てミラを奪おうと画策したが、バレて二人に返り討ちにされ重傷を負う。皇国二番目の軍人らしく、腕が立つ。
シューラ:
隣国の皇国の者。白い髪と赤い目をしている。牙のような八重歯が特徴的。長い刀を使う。襲撃時にマルコムの攻撃を真に受け、ケガをしたことにプライドが傷ついた様子。
モニエル・デ・ブロック(ブロック伯爵)
皇国との国境を統治する地方貴族。皇国の事情に詳しい。マルコムの父親。三人の息子がいたが、マルコム以外を亡くす。彼を跡取りにするため、アレックスに交渉するなど動いていた。皇国の襲撃犯などと接触をしており、黒幕に近い人物。
レイ・タイナー:
元帝国騎士団団長。ライガの父。ジンとの決闘に敗れ団長を退いたが、歴代最強と言われるほどの剣士だった。団長時代は敵国である皇国の大臣と交流を持つなど帝国の命令から反する行動をしていた。現在行方不明。
ヒロキ:
帝国騎士団副団長。精鋭部隊の副隊長でもある。長い濃い茶色の髪で切れ長の目をしている。女性顔負けの端麗な容姿故に飾り物と陰口を言われることが多い。ジンとは付き合いが長い。流れるような剣術で他の騎士に比べて非力だが、目の良さと器用さがあり、確かな実力を持っている。皇国の元大臣の息子。一族の失脚の際、ジンとライガの父に命を助けられた。アシたちの襲撃を受けて死亡。ジンに看取られる。
ミヤビ:
精鋭部隊の一員。隊の紅一点。赤みがかかった金髪で、目はグレーで中々の美人。厚みのある唇がチャームポイント。剣の腕は他の精鋭に比べると劣るが、弓の名手。ライガに片思いをしていた。ライガの裏切りに激怒し、非常に荒れ、暴走していた。ミラを襲ったことをライガに憎まれ、それに耐えられず自死する。
アラン:
精鋭部隊の一員。ライガの後輩。リランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は黒。リランと二人で「赤蠅」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。ヒロキが襲撃を受けたことを自分のせいだと責めていた。弟。リランと間違われ捕らえられ、その際に黒幕たちの会話を聞き、それが見つかり襲撃され死亡。サンズに看取られる。
コマチ:
ヒロキの母でヒロキそっくり。皇国前大臣の妻。傾国の美女と言われるほどの美貌を持っていた。ヒロキが見ているところで首を刎ねられ死亡する。現在も皇国の支配層に影響力があるらしい。




